新たな天体観測のスタンダード、Askar「SQA60 pro」
2026年7月28日、株式会社サイトロンジャパンが展開する天体写真撮影向けブランド「Askar(アスカー)」から、口径60mm、焦点距離276mm、F4.6というスペックを持つフルサイズ対応アストログラフ「SQA60 pro」が登場します。
1. 特徴と利点
この新モデルは、SDガラスを2枚含んだ6枚構成の独自エアスペース型ペッツバールAPO光学系を採用しており、これにより補正レンズを加えることなく、フルサイズセンサーの隅まで高いシャープネスを保った像面を実現しています。また、全長283mm、質量2.79kgと非常にコンパクトで、持ち運びにも便利なデザインです。
1.1 補正機能の進化
6枚のレンズのうち2枚にはSDレンズを使用し、これにより色収差を効果的に補正。中心から周辺まで均一なコントラストが感じられる高品質な星像を形成します。特筆すべきポイントは、バックフォーカスの計算を厳密に行わずとも設定が可能で、41~66mmの範囲にセンサーを配置するだけでピントを合わせられる点です。
2. 画像のシャープネス
さらなる特長として、中心部のRMSスポット半径が約0.9μmという高水準が挙げられます。フルサイズの最周辺部分においても約2.0μmに抑えられ、420nmから700nmの可視光において画面の中心から隅までシャープな像を結びます。周辺光量比も95%以上を維持し、周辺減光を最小限に抑える設計になっています。
3. 精密な操作性
SQA60 proには大型のデュアルスピードフォーカサーが搭載されており、重いフルサイズ冷却カメラを接続しても安定してピント合わせが行える設計です。また、視野回転装置が付いており、確実な構図調整が可能です。これにより、初心者から上級者まで幅広く対応できる使いやすさが確保されています。
4. 付属品や設置の便利さ
さらに、この製品には専用のセミハードケースが付属しており、撮影システムをそのまま収納できるため、移動も簡単です。フィルター取り付けネジも内蔵されており、各種カメラやフィルターが取り付け可能で、柔軟性が高いのも魅力です。
5. まとめ
Askar「SQA60 pro」は、天体観測を楽しむユーザーにとって新しいスタンダードとなる製品です。この製品により、高品質な天体写真が以前よりも容易に手に入ることでしょう。日本国内での取り扱いは天体望遠鏡専門店や直営店に限られていますので、興味のある方はぜひ確認してみてはいかがでしょうか。
このアストログラフはオープン価格ですが、予想市場価格は税込192,000円前後となっています。天体写真の新境地を望む方は、その発売を楽しみにしていてください。