天然繊維×テクノロジーで進化した新素材「プラチナウール™」が誕生！欧州トップブランドへの展開も

「天然繊維×テクノロジー」でウールの概念を変える新素材「プラチナウール™」誕生！

滋賀県大津市に本社を置く株式会社アイ. エス. テイは、天然素材に技術を融合させることで、従来のウールの常識を覆す新素材「プラチナウール™」を開発しました。

この革新的な素材は、糸として販売されるだけでなく、世界最高峰の生地産地として名高いイタリア・ビエラ地区のCM tessuti社との協業により、メイド・イン・イタリーとメイド・イン・ジャパンの技術を融合させた高品質な生地として生まれ変わりました。

「プラチナウール™」は、欧州のトップブランドを中心に展開される予定で、世界中のファッショニスタを魅了する素材として注目を集めています。

「プラチナウール™」開発の背景

株式会社アイ. エス. テイは、高耐熱性素材を中心とした研究開発を長年行っており、その技術は航空宇宙分野からARグラス、透明ディスプレイなど、幅広い分野で活用されています。

同社は、過去の功績に甘んじることなく、常に新たなイノベーションに挑戦し続けてきました。そして、次なる挑戦として、サスティナビリティを重視した天然素材にテクノロジーを融合させ、従来にはない付加価値を生み出すことを目標に掲げました。

数ある天然素材の中から、生活に身近で親しみのある「ウール」を選び、素材本来の良さを保ちながら、人にとって不快なチクチク感を解消することを目指しました。その結果、生まれたのが、肌触りの良い高品質な天然素材「プラチナウール™」です。

「プラチナウール™」の特長

「プラチナウール™」は、特許取得の技術を用いて、繊維一本一本の表面を滑らかに磨き上げた、これまでにない光沢感と滑らかな肌触りを兼ね備えた新素材です。

従来のウールと比較して、繊維径が非常に細く、まるでシルクのような優しい肌触りが特徴です。

また、表面が滑らかであるため、毛玉がつきにくく、上品な光沢を放ちながら、触るとひんやりとした涼しさを実感できる、まさに革新的な素材と言えるでしょう。

今後の展開

「プラチナウール™」は、イタリア・ミラノで開催される国際見本市「ミラノウニカ」を皮切りに本格的な販売を開始し、将来的には50億円の売上を目指しています。

株式会社アイ. エス. テイについて

株式会社アイ. エス. テイは、「不可能を可能にする」をミッションに、高付加価値な素材や製造技術、製造設備、検査技術、検査装置の研究開発から製造・販売までを一貫して手掛ける、未来を創造するマテリアルブランドです。

同社は、高耐熱素材の代表であるポリイミド樹脂をはじめ、不燃性、高強度、高耐久性を兼ね備えた高機能複合繊維、特殊な紡績技術によるウール、綿、麻など、高付加価値繊維素材を独自に開発しています。

また、自社開発したレーザープリンターのトナー定着用チューブは、発売から35年以上が経過した現在も世界シェア70％以上（技術供与分を含む）を占めるなど、その技術力は世界的に高く評価されています。

同社は、海外・国内を問わず業界の垣根を超えた顧客へ素材を提供するだけでなく、こだわりを持つお客様に向けたテーラーやカスタムメイドのゴルフシャフトなど、コンシューマー事業も展開しています。

開発技術から生み出す高機能素材を軸に、原料から完成品まで、あらゆる分野への事業拡大を目指しています。