パンソリ劇「春香」が大阪・沖縄で上演
駐大阪韓国文化院が主催するパンソリ劇『春香』は、7月9日(木)に国立文楽劇場で、7月13日(月)に国立劇場おきなわで開催されます。この公演は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている韓国の伝統芸能であるパンソリを基盤にした音楽劇です。パンソリは一人の歌い手が太鼓のリズムや掛け声と共に、歌や語り、身振りを通じて長大な物語を表現する芸能であり、その魅力は非常に多彩です。
今回の『春香』では、複数の出演者が役を分担し、歌・語り・演技・舞踊を融合させた形で物語が舞台上に展開されます。韓国ではこの形式は「唱劇(チャングク)」と呼ばれますが、日本ではあまり馴染みがないため、理解を助けるために「パンソリ劇」という表現が使われています。
制作はパンソリの本場である南原に拠点を置く韓国国立民俗国楽院が手がけており、南原は『春香』の物語の舞台としても知られています。『春香』は韓国の古典作品の中でも長く愛されてきた作品で、春香という妓生の娘と、両班の家に生まれた青年・夢龍との身分を越えた愛の物語が描かれています。別れや苦難を乗り越えながらの愛の物語は、観客に深い感動を与えます。
本作は、パンソリの代表的演目『春香歌』を元に構築されており、物語の流れは「序・別れ・恋しさ・新任使道の到着・苦難・再会・暗行御史出頭・再び愛の歌」といった構成で、視聴者に春香の感情の変化が鮮明に伝わります。舞台上では、恋の喜びや別れの悲しみ、さらに苦難の中で自身の心を貫く春香の姿が、パンソリ特有の独特の歌唱方法や身体表現を通じて強烈に表現されます。
初めてパンソリ劇を鑑賞する方でも、その「声」を通じて感情がダイレクトに伝わる魅力を体感できることでしょう。両公演とも入場は無料で、事前の申し込みと抽選制となっています。申し込みの締切は6月23日(火)で、当選者には6月24日(水)に招待状が郵送される予定です。なお、公演はすべて日本語字幕付きで行われます。
観覧申込方法や詳細は、大阪韓国文化院の公式ウェブサイト(https://k-culture.jp)でご確認ください。パンソリ劇『春香』を通じて、韓国の伝統音楽と物語の深さに触れてみる機会をお見逃しなく!
【公演情報】
- 日時:2026年7月9日(木)19:00開演(18:00開場)
- 会場:国立文楽劇場
- 詳細:
こちら
- 日時:2026年7月13日(月)19:00開演(18:00開場)
- 会場:国立劇場おきなわ 大劇場
- 詳細:
こちら
主催・後援
- - 主催:駐大阪韓国文化院、韓国国立民俗国楽院
- - 後援:大韓民国文化体育観光部、韓国国際文化交流振興院(KOFICE)
- 大阪公演のみ:大阪府
- 沖縄公演のみ:沖縄県、在日本大韓民国民団沖縄県地方本部
制作・出演
韓国国立民俗国楽院は、民俗芸術の保存・継承・普及を目的として設立された国立の芸術機関で、開かれた文化空間として国楽を楽しむ場を提供しています。