伝統文化未来共創Projectと能登復興支援
2025年6月3日から6月8日まで、大阪・関西万博において「伝統文化未来共創Project」が特別催事を開催しました。この催事は、日本全国の伝統文化を知ってもらうためのもので、参加者は延べ約9万人に達し、非常に盛況でした。
特別企画:能登の復興を支援
中でも目を引くのが『能登半島地震の復興を願う復興支援特別企画』です。この企画では、日本各地の伝統工芸関係者や有志の協力により、寄付付きの商品が販売されました。また、能登の特産品を活かしたオリジナルメニュー「能登牛そぼろ膳」も提供され、温かい支援の気持ちが届けられました。
「能登牛そぼろ膳」の魅力
「能登牛そぼろ膳」は、兵庫県姫路市に本社を置くまねき食品株式会社との共同企画で実現しました。この企業は創業130年以上の老舗で、日本の駅弁文化の一端を担っています。今回の企画では、地域の食材と情熱を込めて製造された特別なお弁当を通じて、復興支援へ寄与することが目的です。
このお弁当の販売収益の一部は、奥能登国際芸術祭に寄付される予定です。まねき食品の竹田代表取締役は、「BENTOを世界に」という理念のもと、日本の食文化を国際的に広めることができるチャンスを得られたことを誇りに思っています。
協力企業と連携
さらに、今回の復興支援特別企画には、以下のような伝統技術を持つ店舗も参画し、売上の一部を復興支援金として寄付することを約束しました。
- - 松葉畳店(畳小物)
- - 鈴木茂兵衛商店(提灯)
- - お茶染めWashizu(衣服・雑貨)
- - ぬり工房楽(輪島塗)
- - 御菓子司 虎屋吉末(和菓子)
- - 龍村光峯(錦織)
- - ハッピーリンク株式会社(久留米絣)
未来を見据えた共創
このプロジェクトは、2025年の大阪・関西万博に向けて、日本の伝統文化を世界に広める使命を担っています。日本と世界が架け橋となり、異なる世代や文化が共創する機会を生み出すことが目的です。支援の輪が広がり、一日でも早く被災地が復興することを願っています。
興味を持たれた方やご協力いただいた皆様には、心から感謝申し上げます。この取り組みを通じて、日本の豊かな文化と自然の恵みが、次世代にも受け継がれることを期待しています。