新たな創薬協業
2020-06-08 11:04:09

PRISM BioLabがベーリンガーインゲルハイムと新たな創薬協業を開始

PRISM BioLabとベーリンガーインゲルハイムの提携



横浜に拠点を置くPRISM BioLabは、ドイツの製薬大手であるベーリンガーインゲルハイム(BI)との間で、新たな創薬に向けた協業を発表しました。この提携では、PRISM独自のペプチド模倣技術を駆使し、低分子化合物のライブラリーを提供することになります。これにより、癌や線維症などの難治性疾患に対する新たな治療法の開発が期待されています。

PRISMは、その技術を駆使して構築した『PRISMライブラリー』をBIの創薬ターゲットに対するヒット化合物のスクリーニングに利用します。このライブラリーは、細胞内での蛋白質の信号伝達や相互作用を制御するための強力なツールであり、効率的な創薬プロセスを実現します。ヒット化合物が見つかり次第、BIにライセンス許諾が行われ、PRISMはライセンスフィーやマイルストーン報酬を受け取ることになります。

この協業を通じてPRISMは、医薬品開発の新たなステージへと進み、成長を遂げることを目指しています。これは難病治療の最前線に立つ取り組みであり、多くの患者の生活向上に寄与することが期待されます。

PRISMライブラリーについて



PRISMライブラリーは、特に蛋白質の二次構造の一つであるα-ヘリックスとβ-ターンの擬態を特徴としている技術です。この独自技術は、難治性疾患をターゲットにした新たな薬剤開発を可能にし、創薬分野では欠かせない重要な資源として認知されています。従来困難であった蛋白質間の相互作用をターゲットとした医薬品の開発において、PRISMのアプローチは画期的であるといえます。

すでにPRISMはこの技術を用いて、二つのパイプラインを確立し、臨床試験の段階にまで進んでいます。今後もPRISMはさまざまな創薬ターゲットに対してパイプラインを拡充し、新しい治療法の探求を続けていく予定です。

ベーリンガーインゲルハイム社とは



ベーリンガーインゲルハイムは1885年に設立され、医療用薬品の研究開発を中心に活動しています。独立した企業形態を持ち、51,000人以上の社員が医療用医薬品、アニマルヘルス部門、およびバイオ医薬品受託製造の3つの事業分野で、イノベーションを生み出すために日々努力しています。

2019年度の純売上高は約190億ユーロで、研究開発に約35億ユーロを投入し、未来の医療に関する課題に積極的に取り組んでいます。BIのミッションは、人々の生活を変える医薬品や治療法の開発であり、パートナーとの連携を通じて科学的可能性を拡げ、画期的な治療法を提供することを目指しています。

終わりに



PRISM BioLabとベーリンガーインゲルハイムの協業は、医薬品開発において新たな道を開くものであり、患者にとっての福音となることでしょう。この取り組みを通じて、明日の医療がより良いものになることを期待したいです。

会社情報

会社名
株式会社PRISM BioLab
住所
神奈川県藤沢市村岡東2-26-1湘南アイパーク内 BW1M-2240
電話番号

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