読書経営の実践を描いた書籍『会社は「本」で強くなる』発売

読書経営の実践を描いた書籍『会社は「本」で強くなる』が発売

株式会社マネーフォワードは、新たに書籍『会社は「本」で強くなるマネーフォワード全社で取り組む「読書経営」』を発表しました。この書籍は2025年10月17日（金）に、日本経済新聞出版から発売され、著者にはノンフィクションライターの宮本恵理子氏を迎えています。

書籍の背景と目的

本書は、マネーフォワードのグループCEOである辻庸介氏と現場の社員たちへの取材を基に作成され、ただの個人の自己啓発にとどまらず、読書を通じた組織の成長を目指す「読書経営」の実践的なアプローチを示しています。巻末には、本書に登場する80冊のブックリストも収められています。

マネーフォワードの「読書文化」

マネーフォワード社では、創業当初から「読書」を重要な組織文化として位置づけています。さまざまな背景を持つ社員が共通の知識として書籍を用い、対話を促進し、より良い意思決定や新たな発想を引き出す手段として読書を活用しています。

経営層から現場までの取り組み

経営層から現場職員まで、全社的に「本を通じた学び」が重視されています。リーダー研修「Leadership Forward Program」では、課題図書を設け、書籍をベースにした議論を通じてマネジメントスキルを向上させています。加えて、2024年からは取締役や執行役員が自らの課題図書を指定し、テーマ別に知見を共有する「読書セッション」をスタートしました。

このような取り組みにより、経営者とリーダーが同じ本を読む機会が生まれ、組織のベクトルを合わせることができています。これにより、経営理念としての「読書文化」が浸透しつつあります。

社内での読書会の広がり

さらに、マネーフォワードでは有志による社内読書会が行われ、職種や所属を越えて独自の課題図書を設定し、意見交換を活発化させています。読書を通じて得られた知識は実務にも活かされ、組織内のコミュニケーションや学びの質の向上に寄与しています。

書籍の詳細

- 書名：会社は「本」で強くなるマネーフォワード全社で取り組む「読書経営」
- 著者：宮本恵理子
- 発売日：2025年10月17日（金）
- 出版社：日本経済新聞出版
- 定価：1,870円（税込）
- 仕様：四六判、248ページ
- URL：書籍詳細

目次の概要

本書は以下の章で構成されています。
1. プロローグ：「本を読む会社の強さ」とは何か
2. 第1章：急成長するマネーフォワード飛躍の秘訣に「本」があった
3. 第2章：辻庸介の読書と経営
4. 第3章：学び続けるリーダーたち
5. 第4章：読書を通じたチーム強化
6. 第5章：経営陣の実践的読書術
7. 第6章：現場での読書文化
8. エピローグ：「自分とは合わない」本にこそ成長のヒントがある