江戸の貸し物屋物語
2025-05-10 09:51:21

江戸時代のレンタルショップで繰り広げられる痛快謎解き新作小説の発売

新作時代小説『貸し物屋お庸謎解き帖絵草紙と隠金』の魅力



2025年5月10日、株式会社大和書房から新たな時代小説が登場します。著者は平谷美樹氏で、作品名は『貸し物屋お庸謎解き帖絵草紙と隠金』。この本は時代小説の第6弾として位置づけられていますが、読み手を魅了する要素が数多く盛り込まれています。

江戸のレンタルショップとその魅力



物を貸すだけでなく、時に知恵も貸してくれるというテーマを持つこの物語の舞台は、江戸の狭い街角にひっそりと佇むレンタルショップ「湊屋」。店主のお庸は、性格はやや厳しめですが情に厚く、そのためたくさんのお客が彼女を頼るのです。口が悪いという評判もありますが、実際には彼女の直情的な性格が、灯火をともすかのように人々を引き寄せています。

謎に包まれたお客たち



湊屋には毎日、さまざまな事情を抱えたお客がやってきます。例えば、旅回りの道化師が全財産を賭けて借りた物から始まり、深夜に現れる謎の賊、あるいは伝説の隠金を巡る議論—これらすべてが物語の中心にある謎を引き立てます。お庸はそれらの謎を一つ一つ解き明かしていく過程が描かれており、次に何が起こるかわからない展開が非常に楽しめます。

一味違った謎捌き



お庸の謎解きは単なる推理に留まらず、彼女の人間性が色濃く反映されています。お客の抱える問題を理解し、共感し、最善の解決策を提供する姿勢が印象的です。このため、物語は爽快な読後感を与えてくれ、読者も一緒に謎を解決しているような感覚を味わえるのです。

著者の経歴と今後の展望



平谷美樹氏は1960年生まれ、岩手県の出身です。大阪芸術大学を卒業後、中学校の美術教師として教壇に立ちながら創作活動を行ってきました。2000年には作家デビューを果たし、その後も歴史作品や時代小説で多くの賞を受賞しています。お庸シリーズも彼女の代表作の一つとなっており、今後の展開にも大いに期待が寄せられています。

書籍の基本情報



  • - 書名:貸し物屋お庸謎解き帖絵草紙と隠金
  • - 著者:平谷美樹
  • - 発売日:2025年5月10日
  • - 判型:文庫判
  • - 頁数:248ページ
  • - 定価:924円(税込)

この新作を手に取って、ぜひ江戸時代のレンタルショップでのお庸の謎解きに身を投じてみてはいかがでしょうか。心温まる人間ドラマと痛快な謎解きが融合した作品です。


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会社情報

会社名
株式会社 大和書房
住所
東京都文京区関口1-33-4
電話番号
03-3203-4513

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