東レ新工場の開設
2025-11-18 14:10:24

東レがサウジアラビアに海水淡水化工場を増設し持続可能な水資源管理に貢献

東レがサウジアラビアに新工場を開設



東レ株式会社がサウジアラビア王国のダンマンに位置する子会社、Toray Membrane Middle East LLC(TMME)にて、海水淡水化用の新たなRO膜製造工場を増設し、運用を開始しました。この新工場は、東レが海水淡水化用ROエレメント製品を製膜工程から組み立てまで一貫して生産する、サウジアラビア国内初の施設となります。これにより、同社は中東・MENA地域における水インフラの発展に一層貢献していくことを目指します。

増設された新工場の意義


新たに設立された工場は、省エネルギー型の水処理膜技術を採用しており、従来の蒸発法から水処理膜法へと移行する流れの一環となっています。近年、人口増加や産業の発展に伴う水不足が深刻化する中、この技術は持続可能な水資源の確保に向けた重要なソリューションとして注目を集めています。国際的な環境保護の観点からも省エネルギーで高効率な水処理膜技術への需要が高まっています。

記念式典の開催


2025年11月12日には、新工場の本格稼働及び中東水処理技術センター(MEWTEC)の開所に伴う祝賀式典が行われました。この式典には、サウジアラビア東部州知事のサウード・ビン・ナイーフ王子殿下を含む各省庁の代表や、在サウジ日本大使、地元企業関係者ら約200名が出席し、東レの10年以上にわたる信頼性ある共同事業の成果を祝いました。式典は、今後のさらなる発展に向けた重要なマイルストーンとなりました。

持続可能な未来への貢献


東レは「TORAY VISION 2030」という長期経営ビジョンを掲げ、安全な水の提供を社会的責任として位置付け、持続可能な水資源管理に向けた膜技術のグローバルな展開を推進しています。また、新たな工場とMEWTECの設立によって、地域の水問題に貢献し、より良い未来を見据えた技術革新に力を注ぐ所存です。新たな工場から生み出される製品が、これからの水インフラにおいてどのような影響を与えるのか、期待が高まります。

まとめ


水処理技術の革新が進む中、東レは一歩先を行く存在として、サウジアラビアにおける水リソースの持続可能性を高める役割を果たしています。今後も、地域のニーズに応える製品と技術の提供を通じて、環境保護と持続可能な水資源管理に寄与し続けることでしょう。


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会社情報

会社名
東レ株式会社
住所
東京都中央区日本橋室町2-1-1日本橋三井タワー
電話番号
03-3245-5179

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