バーチャル体験を通じて製造業の課題を克服する「NEWJI VR」事前登録開始

2020年6月19日、VR映像とシステム開発を手掛ける株式会社floorvrと、調達購買管理プラットフォーム「NEWJI」を展開中のNEWJI株式会社が協力し、リモートで工場視察が可能な「NEWJI VR」の事前登録を開始しました。このサービスは、海外製造工場の現場をバーチャルリアリティ (VR) でリアルタイムに視察できるものであり、特に新型コロナウイルスの影響で現地視察が困難な状況下でも、業務を効率化することが期待されています。

「NEWJI VR」の特徴

「NEWJI VR」は、4K・360度ライブ映像によって、ユーザーはVRヘッドセットを使用して現地の状況をまるで体感しているかのように感じることができます。この技術により、海外出張の多くを代替し、出張にかかるコストや時間を大幅に削減できるのが特徴です。具体的なポイントとしては、以下のような点があります。

- 高精細360度映像: 最新鋭の360度カメラを使用し、5G通信に対応。低遅延で快適な視聴環境を提供します。
- サポート体制: NEWJI VRのスタッフが海外工場との調整や配信機材の操作方法についてボードします。
- 新規取引先の紹介: ユーザーは新たな海外サプライヤーとの取引を探すサポートも受けられます。
- 豊富な観察機能: ユーザーは国内どこにいても、体一つでVR出張を実施可能です。

国内外製造業の新たな選択肢

国際的な製造業は、現地視察が必要不可欠であり、多くの企業が海外での調達購買や品質管理に依存しています。しかし、従来の出張は費用も手間もかかり、特に現在のパンデミックの影響で移動が制限されています。そこで、VR技術を活用することで、日本に居ながらも現地視察を行いやすくし、企業の業務遂行を支援します。

プランとサービス内容

NEWJI VRは、リリースにあたりいくつかのプランを用意しています。例えば、非会員プランでは3時間の視察を5名まで受けられ、価格は80,000円（税抜き）です。また、会員プランを利用することで、より安価に柔軟なVR出張が可能になります。サービスはβ版として、中国と台湾を初めとする国々で提供される予定です。