関西テレビ界の巨星、津野允が挑む異国の地・ベトナム
関西のテレビ界で名を馳せていたディレクター、津野允(つのまこと)。彼は日本の人気コンビである千鳥を育て、数々のヒット番組を手掛けたことで知られています。その津野が2023年、突然関西のテレビ業界を離れ、ベトナムに渡る決意をしました。一体、彼の心に何があったのでしょうか?
新たな挑戦、そして発見
津野が選んだのは、ベトナム最大のテレビ局、国営テレビ局VTV(ベトナムテレビ)です。彼はJICAの協力隊員として、2年間の期限付きでハノイに派遣されたのです。特に津野が関わるのは、VTV4の番組「ジャパンリンク」。ここでは日本のニュースを日本語で提供し、ナレーションの修正や発音チェックを行う役割を担っています。
異文化のテレビ制作現場
ベトナムのテレビ制作現場は、日本とは全く異なる形態をとっています。制作スタッフはリポートからナレーション、編集まで、すべてを一人で担当します。また、性別の垣根もなく、女性が多く活躍する環境です。これを見た津野は、ベトナムのジェンダー意識どのような独自の文化的背景があるのかを深く考えさせられました。
さらに、テレビ番組はすべて無料で見られ、あらゆるプラットフォームで視聴可能です。日本の放送業界とは全く違うその運営スタイルに、津野は強い衝撃を受けました。彼は「日本のテレビマンにとって、こうした環境で制作を行うことが新たな視点につながる」と感じています。
日本のテレビの未来を見据えて
では、なぜ津野は日本での成功を捨ててまで、ベトナムを選んだのでしょうか?彼は、この異文化の中で新たなテレビ制作の可能性を見つけ、そこから日本のテレビ界にも新しい風を呼ぶことを目指しています。彼の目に映るベトナムのテレビ界は、無限の可能性が広がっていることを感じさせてくれます。
舘ひろしがナレーションを担当
津野の旅路は、人気俳優の舘ひろしによるナレーションで記録されています。この番組は「ザ・ドキュメンタリーベトナムD」として、2025年3月31日にテレビ大阪とテレビ東京で放送される予定です。彼の経験が、どのように視聴者に伝えられるのか、非常に楽しみですね。
ここから津野の新たな挑戦が始まります。彼の本音や想いは番組内で詳しく語られることでしょう。これからのテレビ界に新しい風を吹き込むうえで、津野の存在はますます重要になってくると感じずにはいられません。
ベトナムでの彼の挑戦が、日本のテレビにどのような影響を与えるのか、多くの人々が見守っています。