神戸市が提供する新しい学習環境「まちなか自習室」
神戸市は、妊娠・出産から学齢期にかけての子育てを切れ目なく支える取り組みとして、地域の企業と連携した新たなプログラム「まちなか自習室」を開始しました。このプログラムは、中高生がより良い学習環境を得られるよう、地域にある様々な店舗を活用して提供されます。
1. 事業の概要
「まちなか自習室」は、協力店舗が提供する空きスペースを利用して、学生たちが無料で自習できる場所を設けるというものです。カフェやショッピングセンターのフードコート、さらにはカーディーラーのショールームなど、多岐にわたる店舗が参加しており、地域の企業が力を合わせて中高生を支援するユニークな試みです。
2. 対象者
この自習スペースは、市内在住または在学の中学生及び高校生を対象にしています。ただし、学校に在籍していない中高生も利用可能です。すべての子どもたちが手軽に自習できる環境を整えることで、学びの機会を広げています。
3. 事業開始日
「まちなか自習室」の運用は、2025年7月1日(火)からスタートします。この日から、地域の学生たちは新しい学習の場を体験できるようになります。
4. 利用の流れと登録方法
自習室を利用するためには、専用WEBサイトでの登録が必要です。氏名や生年月日、学校名、住所を入力すると、登録証が発行されます。登録後は、各店舗の情報を検索し、利用したい店舗を見つけることができます。店舗の情報はリアルタイムで人数が表示されており、自習が可能かどうかを確認できます。
利用の具体的な流れ
1. 店舗のスタッフに登録証を提示します(紙で印刷しても可)。
2. 店舗にある二次元コードを読み取り、登録番号を入力します。
3. 表示された利用開始画面をスタッフに提示して、自習を始めます。
4. 勉強が終わったら、再度二次元コードを読み取り、登録番号を入力して退店します。
5. 協力店舗の拡大
現状、39の店舗がこの取り組みに協力していますが、今後も参加店舗は増える予定です。より多くの選択肢から自習できる場を選ぶことができるようになります。
6. 専用のWEBサイト
「まちなか自習室」に関する詳細は、専用のWEBサイト(
こちら)で確認できます。また、神戸市は「子育て応援サイト こどもっとKOBE」も運営しており、子育て支援に関するさまざまな情報を提供しています(
こちらもぜひチェックしてください)。
この取り組みを通じて、神戸市は地域の中高生がより良い学びの環境で成長できるよう支援を強化していくつもりです。今後の展開に期待が寄せられます。