新潟医療センター、DXツール導入
2024-07-05 15:14:52

新潟医療センター、DXツール「クーラ」導入で看護師不足解消へ!週1日2時間勤務で潜在看護師の活用促進

新潟医療センター、DXツール「クーラ」導入で看護師不足解消へ!



新潟医療センターが、看護師採用DXツール「クーラ」を導入し、週1日2時間からの超時短勤務を導入することが発表されました。これは、深刻化する看護師不足に対応するため、潜在看護師の活用を促進する画期的な取り組みです。

「クーラ」は、医療人材の時短・短期バイトをプラットフォームに集約し、病院と潜在看護師や副業看護師をマッチングするサービスです。2023年6月からサービスを開始し、東京や大阪エリアの多くの基幹病院で実績を積み重ねてきました。新潟エリアでは初めての導入となります。

看護師不足が加速する医療業界



近年、看護師不足は全国的に深刻化しており、病院運営に大きな影響を与えています。従来の人材紹介会社を介した看護職の初年度離職率は20.3%〜41.5%と非常に高く、高齢化の影響もあり、2040年度までには看護師を今より2割以上増員することが必須と見込まれています。

特に地方では、就職や結婚などのライフスタイルの変化に伴い、看護師が都市部へ流出してしまう傾向があり、人材不足が深刻化しています。新潟県では、2025年度には3000人以上の看護師不足が予測されており、人材確保が急務となっています。

「潜在看護師」の活躍が鍵



看護師不足の解消に向けた1つの手段として、近年注目されているのが「潜在看護師」の活用です。育児や介護などをきっかけに離職した看護師は、全国に約70〜80万人いると推定されています。

しかし、潜在看護師の多くは、「復帰したいけど、子育てやライフスタイルの変化で長時間は働けない」といった事情を抱え、復職を諦めてしまっています。潜在看護師に活躍してもらうためには、フルタイムではない時短・短期の求人を活用し、多様な働き方を提供することが不可欠です。

新潟医療センターの取り組み



新潟医療センターは、「クーラ」を活用することで、医療求人として異例の「週1日2時間から」という超時短勤務を導入し、潜在看護師や副業看護師の活用を促進することを決定しました。

この取り組みによって、病院は柔軟な人材確保が可能となり、潜在看護師は自分のライフスタイルに合わせて働きやすくなります。

「クーラ」が提供する新たな選択肢



「クーラ」は、時短・短期のアルバイト業務をプラットフォーム上に集約することで、潜在看護師や副業看護師の現場活用を促し、医療機関側の管理負担をデジタル化で解消するサービスです。

既にJCHO大阪病院などの中核病院で導入が進められており、短期間のアルバイトを通じて本当にマッチする人材を見つけることができ、従来の常勤採用活動よりも離職率の抑制が期待できます。

今後の展望



新潟医療センターの「クーラ」導入は、地方の医療機関における看護師不足解消に向けた先駆的な取り組みと言えます。

「クーラ」のようなDXツールを活用することで、医療業界は働き方改革を進め、人材不足の課題解決に大きく貢献できると期待されます。今後、他の医療機関でも同様の取り組みが広がっていくことが期待されます。


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