株式会社コンヴァノ、2026年度通期業績予想を上方修正しさらなる成長を目指す

株式会社コンヴァノが業績予想を上方修正

株式会社コンヴァノ（東京都渋谷区）の取締役会は、2026年3月期の通期業績予想を上方修正する方針を決定しました。これは、2025年9月5日に公表した業績予想に対する変更であり、同社の成長をさらなる高みへと導く内容となっています。

通期業績予想の修正内容

修正後の業績予想では、十分な収益機会を見込んだ結果、インベストメント＆アドバイザリー事業が期待を上回る実績を上げました。この背景には、9月から10月にかけてのBTC相場の上昇が大きな要因とされています。

特に注目すべきは、デルタニュートラル戦略を基盤にしたガンマ・スカルピングやオプション取引の活用です。これにより生成された収益は、インベストメント＆アドバイザリー事業の売上や利益を大幅に押し上げ、通期連結業績全体にもプラスの影響を与えました。市場のボラティリティを背景に、オプションプレミアムの増加や時間価値の取り込みが進んでいることも、収益の安定化に寄与しました。

今後の見通しと中期経営計画

同社は2027年3月期に売上収益が23,700百万円、営業利益が9,500百万円を目指す中期経営計画「補完コード2029」を掲げており、確実に進捗中です。国際的な執行体制を強化するとともに、ヴァージン諸島に100%子会社を設立し、BTCオプション取引や自己勘定ディーリングの拡充も計画しています。

資本循環モデルを進めながら、収益機会の拡大を図ることで、資本効率をさらに高めていく方針です。これに伴い、同社はAIデータセンター事業やグリーン・ビットコインマイニングなど、複数の新規事業も計画していますが、現在の業績予想には未織込みであることに注意が必要です。

株式分割の影響

さらに、2025年8月2日および9月1日に行った普通株式1株につき10株の株式分割も影響を及ぼしており、株式分割後の「基本的1株当たり当期利益」は、前期の期首において株式分割が行われていたと仮定して算定されています。

最後に

株式会社コンヴァノは、美容・ライフスタイル領域における事業を展開しつつ、デジタルマーケティングやAI技術を駆使した新しいビジネスの創造を目指しています。未来に向けて、WEB3インフラ分野への進出を予定しており、次世代プラットフォーマーの地位確立を目指しています。向上する業績と共に、消費者への新しい価値提供にも期待が高まります。