柿本ケンサク写真展
2022-06-14 15:03:25

清水寺で開催された柿本ケンサクの特別写真展「TIME」

京都の名所である清水寺で行われた柿本ケンサクの特別写真展「TIME」は、時間をテーマにした斬新な展覧会です。このイベントは、柿本が清水寺という古代から続く霊場で「今この一瞬を生きている」というメッセージを表現するために開かれました。

展覧会のハイライトには、新たに発表されたシリーズ「TIME」が含まれています。これは、数千万年も旅してきた光や時間を一枚のフィルムに捉えた作品です。また、清水寺のご本尊である「十一面千手観音菩薩」をモチーフにしたシリーズ「KAN-NON」も見逃せません。これらの作品は、清水寺の特別な空間である西門に設置され、そこでの夕陽を利用して撮影されたものです。夕陽は極楽浄土を象徴し、その神聖な光が作品に新たな意味を加えています。

さらに、昨年話題をさらったAI現像シリーズ「Time Tunnel」の進化版である「Sky Tunnel」も新たに展覧会の一部として紹介されました。これにより、柿本は異なる次元から光を捉え、アートとして表現することで許される限りの可能性を探求しています。

「今この瞬間を生きる」という理念は、柿本にとって単なるアートの表現に留まりません。彼はこの理念を通じて、現代社会が抱える情報過多の中で、真の「豊かさ」を見つけ出すために自らを分解し再構築することの重要性を語ります。作品には選択肢を広げる意図が込められており、観る者に深い思索を促します。

展覧会は2022年6月25日から7月10日まで行われ、観覧は無料です。ただし、成就院部分に関しては特別な拝観料が必要となります。また、同じ時期にnode hotelでは柿本の過去作品も展示されます。

主催は「FEEL KIYOMIZUDERA」プロジェクトチームであり、清水寺の豊かな歴史と文化を背景に、アートを通じた新たな祈りの形を模索しています。このプロジェクトは2012年にスタートし、アートや音楽など多様な表現を用いて、観る人々に深い体験を提供しています。

柿本ケンサクは、映像作家・写真家としての経歴を有し、広告写真やアート作品等、幅広いフィールドで活躍しています。彼の独特な視点で捉えた作品は、観る者に新たなインスピレーションを与えることでしょう。

この特別な展覧会は、清水寺という舞台を通じて訪れる人々に、一瞬の美しさや神秘を再認識させる貴重な機会を提供しています。柿本の作品を通じて時間の流れや存在を感じるために、ぜひ訪れてみてください。

会社情報

会社名
音羽山 清水寺
住所
京都府京都市東山区清水一丁目294
電話番号
075-551-1234

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