小諸蒸留所開業
2023-06-16 21:18:11
小諸蒸留所がついに蒸留をスタート!ジャパニーズウイスキーの新たな歴史が始まる
小諸蒸留所の開業とその意義
2023年6月18日、軽井沢蒸留酒製造株式会社が新たに開設した小諸蒸留所の竣工式が行われ、いよいよ蒸留が始まります。この場所は、ジャパニーズウイスキーの誕生100周年という特別な年に合わせて完成され、ウイスキー愛好家や地元の皆さんにとって忘れられないニュースとなるでしょう。
この小諸蒸留所は、創業者たちの熱い想いが込められた場所です。特に、島岡高志のビジョンやイアン・チャンのクラフトマンシップ、さらに島岡良衣の次世代への思いが一つになって誕生しました。蒸留所の建設にあたり、様々な挑戦がありました。傾斜地での工事の難しさや、ロックダウン、ウクライナ紛争による物流への影響、さらには物価の上昇などさまざまな困難を乗り越え、無事に竣工したことを心から嬉しく思います。
お披露目の場として台座に立つのは、世界的に有名なマスターブレンダーであるイアン・チャンです。彼はかつて故ジム・スワン博士の教えを受けており、その知識と技術を生かし、ここ小諸で最高のジャパニーズウイスキー造りに挑んでいきます。熟成には、貴重な樽を使用する計画であり、バーボン樽やシェリー樽、さらにはミズナラ樽やSTR樽を使ったウイスキーが世に出ることになるでしょう。
この新しい蒸留所の設計は、十河彰・麻美氏によるもの。周囲の自然と調和した美しいデザインが施されており、訪れる人々を魅了します。1階にはバーとショップ、2階にはウイスキーアカデミーが設けられ、全ての部屋からは製造過程を見学することができます。これにより、訪れる人々はウイスキー造りの魅力を身近に感じることができるのです。
ビジターセンターのオープンは7月23日を予定しており、その前の7月1日には「小諸市民デー」が開催され、地元の方々を特別に迎える内覧会が開かれます。さらに来年2月には、アジア地区の蒸留所として初めて「World Whisky Forum」が開催されることが決定し、国際的な注目を集めること必至です。
小諸蒸留所は、これからのジャパニーズウイスキーの新たな歴史を紡いでいきます。未来を見据えたこの場所は、地元の方々と共に愛される蒸留所を目指し、ウイスキーのある豊かな文化を広めていくでしょう。
会社情報
- 会社名
-
軽井沢蒸留酒製造株式会社
- 住所
- 東京都港区虎ノ門1-3-1東京虎ノ門グローバルスクエア 5階
- 電話番号
-
03-3503-9388