明治大学の駿河台キャンパスで開催中のストリートピアノイベント

MU STREET PARK：音楽とコーヒーが織り成す特別なひととき

明治大学駿河台キャンパスでは、2024年9月25日から11月29日までの間、ストリートピアノイベント『MU STREET PARK』が開催されています。これは明大生や地域の方々が自由に演奏できるピアノを設置し、音楽を通じて交流を深める試みです。今回は、3回目の開催となるこのイベントについて、詳細をお届けします。

参加型イベントの背景

この企画は、明治大学の学生たちが中心となり運営されており、学生部が支援する「M-Naviプロジェクト」の一環として実現しました。現代社会ではさまざまな課題が存在していますが、今回は生き生きとしたキャンパスライフを構築することを目指しています。駿河台キャンパスにおける「滞在するだけで楽しめ、歩けばウキウキする広場を作ろう！」という理念のもと、ストリートピアノの設置に加え、カフェパンセさんの協力により、明大生がハンドドリップで抽出したコーヒーも販売されています。

音楽とコーヒーで心を癒す

そのピアノは、誰でも自由に演奏することができ、音楽の楽しさを体感できる空間を提供しています。ましてや、演奏が行われる広場では、飲み物を片手にくつろぐことができ、ベンチや人工芝も設置されているため、リラックスしながら楽しむことが可能です。音楽とコーヒー、この二つは多くの人にとって心を癒す重要な要素です。そして、こうした空間でのひと時は、ストレスの多い現代社会において重要な「休符」となるでしょう。

学生たちの想い

イベントの実行委員長である政治経済学部3年の渡邊小太郎さんは、近年続く経済的な低成長を背景に、多くの学生が不安定な未来に向かって頑張っていることを語ります。特に3,4年生は就職活動もあり、日々の努力を重ねています。しかし成人を迎えたばかりの彼らにとって、ただ前を向いて突き進むだけでは辛いこともあります。そんな彼らに、「頑張れ」と声をかけ続けるだけでなく、心をゆるめる時間を過ごしてもらいたいという想いが、このイベントの根底にあります。