因縁のリマッチ!OPBF王座をかけた激闘
2025年5月3日、後楽園ホールにおいて開催されるボクシングイベント「ダイナミックグローブ」では、OPBF東洋太平洋フライ級タイトルマッチが注目を集めています。メインイベントでは、現王者の飯村樹輝弥(角海老宝石)が再びエスネス・ドミンゴ(フィリピン)と対戦します。この戦いはプロスポーツ界に多くのドラマを生んできたリマッチによって行われるもので、前回は飯村がノンタイトル戦でドミンゴに敗れたという過去があります。
リマッチの背景
飯村は2022年10月のノンタイトル戦で、ドミンゴに6回TKO負けを喫しました。しかし、その後は見事に復活を遂げ、日本王座を獲得した後、今年1月には東洋太平洋王座も手にしました。それ以降、飯村は世界主要4団体のランキングにも名を連ねていますが、彼は「負けた相手がいるのに『世界』とは言えない」と強い決意を示しています。この試合に勝利し、リベンジを果たすことで、世界に近づくことができると信じているのです。
一方のエスネス・ドミンゴも、現在は世界ランカーとしての地位を得ており、未公認のWBOグローバル王座やWBCアジア・シルバー王座を獲得しています。好戦的なスタイルで強力なフックを放ち、試合を盛り上げる存在です。接戦が予想される中、両者の闘志が火花を散らすことでしょう。
飯村の挑戦
飯村は自身のトレーナーである佐藤直樹関と共にトレーニングに励んでいます。彼は「負けた後、トレーナーも佐藤さんに変わり、ボクシングへの姿勢も変わった。自分と奥さんと佐藤さんの力で考えている」と言い、自信を深めています。アマチュア時代から再戦の経験が豊富な飯村は、心理戦の重要性も理解しています。ドミンゴの強さに対抗するために「再戦は頭が良い方が勝つ」と奥さんからの助言を胸に秘めています。
「自分は挑戦者の気持ちを持っている。負けを経験して、その重みを知ったので、そこを活かして勝ちたい」と語る飯村の意気込みは、ファンにも伝わるでしょう。
セミファイナルの見どころ
セミファイナルでは、日本ライト級王座決定戦が行われ、同級1位の村上雄大(角海老宝石)と同級2位の仲里周磨(オキナワ)が対戦します。この試合もリマッチであり、村上は前回の対戦で判定負けを喫しているため、意地を見せたいところです。村上は「ホームで挑める今回は、先手をとることを意識したい」と意気込んでいます。
仲里はサウスポーに対して無敗という自信を持っており、再びタイトルを手に入れたいという強い欲求があります。両選手のスタイルがぶつかり合う熱戦は必見です。
また、アンダーカードも充実しており、過去の日本スーパーライト級王者である藤田炎村が日本ランカーの川村英吉と対戦するなど、見逃せない試合が目白押しです。
配信情報
本イベントはU-NEXTにて17:45から独占見放題ライブ配信される予定です。視聴者はこの盛り上がりに満ちた試合をリアルタイムで楽しむことができ、見逃し配信も予定されています。
ボクシングファンにとって、今後の展開は必見です。自らのタイトルを賭けて、選手たちの熱い戦いを楽しみにしましょう。