工進が新たに仙台配送センターを設立、迅速な物流体制を構築

株式会社工進が新たな物流拠点を開設

株式会社工進は、災害時に急激に増加する発電機などの需用に応えるため、東日本の新たな物流拠点「仙台配送センター」を2020年1月に開設しました。これにより、日本全国に最短納期で製品を供給できる体制を整えています。

過去の教訓を活かす

工進が扱うインバーター発電機は、台風や地震などの自然災害時に特に需要が高まります。しかし、過去には供給が間に合わず、製品が不足する事態が発生。この経験を踏まえた工進は、突発的な需要にしっかりと対応することがメーカーの責務であると考え、仙台配送センターの設立に至りました。

仙台配送センターの機能

仙台配送センターは、仙台市宮城野区に位置し、地上4階建てで延床面積は36,854㎡という広大な施設です。この拠点は工進のすべての製品の在庫を保管し、効率的な倉庫管理システム（WMS）を導入することで、出荷の効率を高めています。

新たな物流拠点を設けたことにより、これまで本社のある京都から東日本に発送する際に1日程度の遅れが発生していたのが、仙台からの配送になり、納期の短縮が実現しました。さらに、一つの拠点で在庫が不足しても、もう一方の拠点から在庫を融通することで、全国的な欠品対策も強化されています。

特に今年は、東北地域での冬季需要が高まる除雪機のパーツも保管しており、即納体制を整えている点が特徴です。このように、特定地域や気象条件に応じたきめ細かな対応が可能になりました。