「たけの世界」と「ありがとうの森」コラボ展
米子髙島屋にて、2023年8月6日(水)から12日(火)まで、河村武明氏(通称:たけ)と西本敏昭氏(通称:にしぽん)のコラボ展が開催される。このイベントは、病気を経験した両者が感謝の気持ちを込めた作品を通じて、多くの人々に勇気と癒しを届けることを目的としている。
バディアートプロジェクトの参加
特に注目されるのは、山陰パナソニック株式会社が取り組む「バディアートプロジェクト」の初めての参加だ。バディアートプロジェクトは、障がいのある方とプロのクリエイターが共に活動し、独自の感性や視点を生かすことで多様性と包括性を促進するプロジェクトである。今回の展覧会では、そのバディアートから生まれた特別な作品も展示・販売される。
コラボ限定作品の魅力
展示会では、たけ氏とにしぽん氏が描いた「バラの花」がテーマのコラボ作品が注目。バディアートプロジェクトがこれをリデザインし、一つの芸術作品に仕上げた。色紙に描かれた作品には、それぞれの作者からのメッセージが添えられており、会場限定で販売される。
みんなの作品も展示
さらに、6月末に行われたワークショップで、大人や子供たちに「好きなもの」を描いてもらった作品も展示される。このイベントでは、多様な人々が描いたモチーフやパーツを組み合わせて、一つの絵を完成させた。その完成品はキャンバスに印刷され、受注販売も行われる。自分が描いた絵の一部がどこに使われているのかを実際に会場で確認することができ、訪れる人々に楽しみを提供する。
アーティストのプロフィール
河村武明(たけ)
河村氏は、34歳の時に脳梗塞を経験。その影響で言語や聴覚に障害が残ったが、絵を描くことで表現活動を始めた。現在は「表現者たけ」として全国を巡回し、講演活動も行っている。2020年には全国講師オーディションで準グランプリを受賞し、NYでの出展も果たした。
西本敏昭(にしぽん)
西本氏は、46歳の時に胃ガンと診断され、その経験から「ありがとうの森」というテーマで表現を開始。今では、筆文字講座やセミナーを通じて多くの人々に感謝の心を広めている。
イベント概要
- - 会期: 2023年8月6日(水)~12日(火)
- - 開場時間: 最終日は午後4時まで
- - 会場: JU米子髙島屋本館1階特設会場
- - 住所: 米子市角盤町1-30
会場では、たけ氏による名前入り色紙の描きおろしや、にしぽん氏による筆文字体験も予定。会期中は多彩な活動が行われる予定であり、両者の絵の魅力を通して、訪れる人々に新たな感動を提供することだろう。
このコラボ展は、ただ一つのアート作品を楽しむだけでなく、作品の背後にあるストーリーや感謝の気持ちを感じる機会となる。ぜひ皆さんで足を運び、これらの素晴らしい作品を体感してほしい。