災害時安否確認を強化するテックファームの新サービス

テックファームの新たな安否確認サービスの導入

テックファーム株式会社（本社：東京都新宿区）が、2011年5月2日より災害時の安否確認を目的としたASP型メール一斉配信サービスを提供開始します。このサービスは、同社が2007年から運営してきた大規模メール配信システム「STAR MAIL」を基に構築されており、特に災害発生時の迅速な安否確認と情報の通知に特化しています。

サービスの概要

この新しい安否確認サービスでは、一団体につき1,000アカウントが提供され、年間12回のメール配信が可能です。価格はわずか1万円（税込）に設定されています。このサービスの利用により、被災時には登録されたメールアドレスを持つ携帯電話やスマートフォン、PCに向けて安否確認や災害情報のメールを一挙に配信することができます。

特に、メール受信者は配信されたメールの中に含まれるURLをクリックすることで、自身の安否を迅速に報告でき、その結果を管理者がウェブ上の管理画面で即座に把握することが可能な仕組みです。これにより、管理者は受信者の状況をリアルタイムで確認することができ、初動対応を迅速に行なえるのです。

東日本大震災から学んだこと

2011年の東日本大震災では、電話網が規制やアクセス集中により機能しにくく、多くの人々が安否確認に時間を要しました。これを踏まえ、テックファームは強固な電子メールとインターネットを媒体とする安否確認サービスを開発し、有事の際の初期対応を支援するための役立つツールを提供します。

無償提供の対象

さらに、特定の条件を満たす団体には、このサービスを2012年3月まで無償提供することが決定しています。無償提供の対象地域は、岩手県、福島県、宮城県、茨城県であり、これら地域に所在する官公庁やNPO/NGO団体、またはこれら地域に本社を置く企業が該当します。被災地における迅速な支援体制を整えるため、是非この機会を活用してほしいものです。

テックファームの信念

テックファームは、設立以来、モバイルアプリケーションから分散サーバネットワークに至るまで、さまざまな協調型システムの企画・設計・開発・運用を手掛けてきました。彼らの技術と経験を基にしたこの安否確認サービスは、特に困難な状況においても迅速な対応を促進するツールとなるでしょう。

公式ウェブサイトでは、安否確認サービスの詳細や、STAR MAILの機能についての情報が提供されています。テックファームのカスタマーサービス部では、サービスに関する問い合わせも受け付けていますので、興味のある方はぜひ連絡をしてみてください。