創業者を支える新たなVC「OASIS FUND」
起業家経験をもつ2名が設立した「OASIS FUND」は、シードステージに特化したベンチャーキャピタルです。本ファンドの特長は、単なる資金提供に留まらず、実体験に基づいた伴走型支援を行う点です。創業者の成長を支え、持続可能なビジネスの構築を目指します。
1号ファンド設立の背景
現在のベンチャーエコシステムでは、IPOが重視される一方で、創業者が持続的に成長できる環境は不十分です。また、特にソフトウェア分野への投資が多く、他の領域での挑戦が軽視されています。OASIS FUNDは、そのような現状への反発から生まれました。
ファンドは創業者が望む事業の成長を促進し、短期的なリターンだけでなく、長期的な事業の成功を考慮します。その結果、持続的なエコシステムの構築を図ることを目指しています。
代表者のプロフィール
橋田一秀
1983年東京で生まれ、東京理科大学を卒業後、NTTデータやうるるでの勤務を経て2014年にペライチを創業しました。エンジェル投資家としても77社に投資し、2024年12月にOASIS FUNDを設立しました。
高萩浩之
1985年福島県に生まれ、中央大学を卒業後、エン・ジャパンに就職。その後スタートアップでの経験を積み、2018年にはシューマツワーカーのCFOに就任しました。クラウドワークスに売却後、OASIS FUNDを設立しました。
OASIS FUNDの特徴
OASIS FUNDはM&A EXITを経験した起業家たちが運営し、シード投資や創業支援を行います。多様な産業に対する投資を行い、創業者の成長を重視します。また、「SHIBUYA STARTUP OASIS」と連携し、起業家コミュニティと連携を強化します。柔軟で機動的な支援を実現し、創業者に安心してビジネスを成長させてもらえる環境を提供します。
投資先の声
実際にOASIS FUNDの支援を受けた起業家からは、投資家の経験が生かされた具体的なアドバイスや、メンタル面でのサポートが大変ありがたいとの声があります。起業家同士の信頼関係が醸成され、安心して相談できる環境が整っているとのことです。
今後の展開
OASIS FUNDではプレシードやシードステージのスタートアップに対する投資を行い、起業家との密接な連携を図りながら、エコシステム全体の発展に寄与します。これからも多くの起業家との出会いを楽しみにしているそうです。
会社概要
- - 会社名:OASIS FUND有限責任事業組合
- - 所在地:東京渋谷区渋谷2-14-13岡崎ビル708
- - 代表者:橋田一秀、高萩浩之
- - 設立:2024年12月
- - 事業内容:ベンチャー投資及び創業支援事業
この新たな動きが、日本のスタートアップ市場にどのような影響を与えるのか、今後の展開に期待が寄せられています。