2026年 オリコン顧客満足度®調査による住宅ローン利用実態レポート
2026年8月3日、オリコン株式会社が発表した『住宅ローン』に関する調査結果は、3,472名を対象に行われたもので、住宅ローン利用者のリアルな声が数多く寄せられました。特に注目すべきは、金利タイプや返済期間、そして加入している保険に関するデータです。
金利タイプの選択傾向
調査によると、契約中の住宅ローンにおいて最も多い金利タイプは「変動金利タイプ」であり、実に81.9%がこの選択をしています。前年の調査では80.0%だったため、利用者の中で変動金利を選ぶ割合が増えていることが分かります。これは金利の低さやその柔軟性を求める傾向に基づいているとみられ、実際、「変動金利の特別利率の借入ができて良かった」という満足の声も寄せられています。
には、自由回答のコメントとして「金利が不安」という声が最も多く集まり、33.6%がこのキーワードを挙げました。「金利上昇」のリスクを感じている人も多く、金融市場の状況が利用者に与える影響は大きいようです。
借入金額と自己資金額の実態
調査では、住宅ローンの借入金額も重要なデータポイントとして取り上げられました。「2,000万円~4,000万円未満」という中間層が全体の45.4%を占め、「3,000万円以上~4,000万円未満」が23.0%と最も多く、次に「2,000万円以上~3,000万円未満」が22.4%でした。この結果から、多くの人々が世帯収入を考慮しながら、無理のない返済計画を立てている状況がうかがえます。
自己資金額に関しては「100万円~300万円未満」が最も多く、借入額の大半を住宅ローンに依存している利用者が多いことも特徴です。12.7%の人が自己資金を用意していないと回答しており、住宅購入における資金策の重要性を強く示しています。
返済期間とその傾向
借入金額に応じた返済期間を見ると、特に「2,000万円以上」のカテゴリーでは、50%以上の利用者が「31~35年」の返済期間を選ぶ傾向が強いことが分かります。これは、より多くの資金を借りているため、長期間にわたって返済していく必要があるためです。
対照的に、2,000万円未満の借入では「15~20年」が最多で、比較的短い期間で返済する計画を立てる利用者が多いことも特徴的です。
借入形態と特徴
借入形態については、「単独名義」が主流となり、特に「新築の注文住宅」に関しては連帯債務が利用される傾向が見受けられます。多様化する住宅の形態に応じて、借入の形も変わってきており、世帯のニーズに合わせた選択がされているようです。
団体信用生命保険の保障状況
団体信用生命保険に関しては、53.9%ががんに対する保障を選択しており、これは自らの健康リスクを懸念している結果と言えます。他にも脳卒中や急性心筋梗塞に対する保障を求める人もおり、長期的な健康リスクへの意識が高まっています。
結論
2026年のオリコン調査結果を通じて、住宅ローン利用者の実態が浮き彫りになりました。特に金利タイプの選択や自己資金、返済期間の特徴は今後の住宅市場の動向を示すものとなります。金融機関はこのデータを参考にし、より良いサービス提供を目指すことが求められます。顧客の不安に応えるため、透明性を持つ金融商品の提供が重要です。これからの住宅業界において、さらなる情報開示が進むことを期待しています。