PROTOTYPE Inc.の挑戦
2026-01-15 12:47:19
デジタルとリアルを融合した新たなモノづくりの拠点、PROTOTYPE Inc.の挑戦
デジタルとリアルを融合した新たなモノづくりの拠点、PROTOTYPE Inc.の挑戦
東京都大田区に位置する「PROTOTYPE Inc.」は、デジタルコンテンツとプロトタイピングの開発を行っている企業です。この会社のCEOである渡辺光章氏に、インタビューを通じて同社の活動、展望、そして快適な立地であるHANEDA×PiOについてお話を伺いました。
プロトタイピングとは?
プロトタイピングは、実物大の試作品を製作し、その機能やデザインを事前に確認する開発手法です。製品が製造に入る前に、デザインや使い勝手をチェックすることができ、フィードバックを反映しながら進めることができます。この手法は、インダストリアルデザインやソフトウェア開発、さらにはVRや映像など、様々な分野で実践されています。
PROTOTYPE Inc.は、2022年にHANEDA×PiOに移転し、モノづくりとコンテンツ開発を強化しました。企画からデザイン、プログラミング、造作など多岐にわたる事業を展開し、文化・商業施設やイベントでのインタラクション、デジタルサイネージの実装、企業の試作開発支援などを手掛けています。
巨大スクリーンを駆使した開発環境
PROTOTYPE Inc.の拠点であるHANEDA×PiOの1階には、約400㎡のデジタルスタジオ「HANGER-B」があります。ここには、天井高約4m、幅約20mの巨大スクリーンが設置され、映像や照明機器を連動させた制作が行われています。渡辺氏によれば、この広大な空間は本格的なプロトタイピングには不可欠なものです。クライアントと共に映像をチェックしながら、修正を重ねてクオリティを高めていくことができます。
最近では、男子プロバスケットボールリーグのアルバルク東京向けに、キッズ向けデジタルコンテンツの企画と開発を手掛けました。子どもたちがタッチパネルを操作してオリジナルモビリティを作成し、それを大型スクリーンに表示して楽しむというアイデアです。この一連のプロセスも、広大なスタジオがあってこその実現でした。
プロジェクトの多様性とコラボレーション
面白いプロジェクトの一つに、イタリアのランボルギーニとのコラボレーションがあります。2023年、創立60年を記念し、現代美術家とコラボレーションして特別なプロダクトを制作しました。このプロジェクトでは、特大の車両が搬入可能であり、耐荷重が1t/㎡あることも重要なポイントでした。アーティストたちとエンジニアが一体になって作業を進めることで、ユニークな作品が誕生しました。
また、二輪シミュレーターの開発も進行中です。このシミュレーターでは、ライダーの動作をセンサーで計測し、運動解析を行います。地元出身のプロライダーが協力してデータを集めており、完成後はテスト走行やエンターテイメント業界での活用が期待されています。
優れた立地と支援制度
PROTOTYPE Inc.の丸ごと一体の立地は、クライアントにとっても利便性が高いのが大きな強みです。羽田空港近く、駅直結のため、頻繁に行われる顧客レビューの場に最適です。
以前は世田谷区に拠点を持っていましたが、オフィスやモノづくり環境を分散して確保していました。コロナ禍での影響を受けて、社員が同じ場所に集まる重要性を再認識し、より良い環境を求めて移転を決めました。この決断が、今の成功につながっています。
さらに、大田区からの助成金も大きな支えとなっており、特に特殊条件でのプロジェクトには理解と支援が得られるとのことです。
未来への展望
「HANEDA×PiOでの環境があってこそ、プロトタイピングの可能性が広がります。」と渡辺氏が語るように、今後もPROTOTYPE Inc.の革新は続きます。映像やマルチメディアを駆使した新たなプロジェクトが生まれる場所として、これからも注目が集まることでしょう。新たな価値の創造を目指して、地元企業やアーティストとのコラボレーションを深めていく姿勢が、さらに多くの驚きや感動を生むへと続いていくはずです。
会社情報
- 会社名
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東京都企業立地相談センター
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