女性リーダー育成と企業の未来
現在、企業の競争力やガバナンスの強化において、女性リーダーの育成がますます重要視されています。しかし、実状は厳しく、プライム上場企業の全役員2万人の中で、社内から女性が登用された役員はわずか369名、つまり1.7%に過ぎません。さらに、候補となる女性の部長職は7%未満ということも報告されています。部長や役員に昇進する女性が少ない現実が浮かび上がっています。
課長レベルでの女性の登用は徐々に進んでいるものの、そこから上の階層、特に部長や役員層になると、進展が停滞しています。この課題に対し、多くの企業が苦慮している状況です。女性リーダーを増やすためには、組織全体の風土改革や意識の変革が必要不可欠です。
株式会社チェンジウェーブグループは、この現状を打破するための取り組みを進めています。15年以上の経験をもとに、大手企業に対して経営幹部育成研修を提供し、選抜された人材の育成に寄与しています。彼らは、マネジメントの変革や多様性を尊重したリーダーモデルの形成を支援し、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)の推進に寄与しています。
特に重要視されているのが「アンコンシャス・バイアス」と呼ばれる無意識の偏見です。これを解消するために、心理学に基づいた測定テストや学習プログラムを展開し、受講データに基づく研修やコンサルティングを実施しています。このようなアプローチによって、組織の中で無意識に生じる障壁を取り除き、女性リーダーの登用を後押ししています。
オンラインセミナーの開催
2024年10月9日に開催されるオンラインセミナー「女性リーダー育成とパイプライン強化~部長、役員を育てるために~」では、上記のアンコンシャス・バイアスプログラム「ANGLE」を利用したデータを元に、女性リーダー登用の課題と重要なポイントに焦点を当てます。このセミナーは報道関係者や企業経営者、人事担当者にとって貴重な情報源となることでしょう。
参加は無料で、事前登録が必要です。詳細は公式サイトで確認できます。
【開催日程】
日時:10月9日(水)13:00〜14:00
形式:Zoom(事前登録制)
参加費:無料
講師プロフィール
今回のセミナーでは、株式会社チェンジウェーブグループの佐々木裕子氏が講師を務めます。彼女は日本銀行やマッキンゼー・アンド・カンパニーでの経験を経て、2009年にチェンジウェーブを設立しました。「変革屋」として500社以上に対して組織変革や経営人材育成支援を行い、女性営業リーダー育成にも力を入れています。彼女の専門知識と経験が、参加者に新たな視点をもたらすことでしょう。
このセミナーは、女性登用の重要性やその必要な変革を企業が理解するための貴重な機会です。興味のある方はぜひ参加されることをお勧めします。