東京で初開催の不動産終活セミナー
2023年、東京では初めての試みとして、東北出身者を対象にした不動産終活セミナーが盛大に開催されました。参加者は、秋田、岩手、宮城、福島の各県から駆けつけ、計30名が集まりました。参加者はそれぞれ真剣な表情で講義に耳を傾け、重要なテーマである不動産終活について学ぶ機会を得ました。
第1部:不動産終活のすすめ
セミナーの第一部では、当機構の理事である齊藤正志氏が「不動産終活のすすめ」と題して講義を行いました。齊藤氏は、不動産の終活における重要なステップや、空き家になるまでのプロセスについて詳しく説明しました。講義の中では、機構が発行したガイドブック『不動産終活はじまりノート』を使用し、不動産資産の管理方法や、必要なチェック項目の作成方法を紹介しました。
特に印象的だったのは、齊藤氏が「まずは行動することが不動産終活の第一歩です」と力説した点です。この言葉は、参加者にとって非常に励みになった様子で、多くの方がメモを取っていました。
第2部:東北の不動産事情
セミナーの第二部では、株式会社SOARビジネスパートナーの代表取締役、一色真人氏が登壇し、「東北の不動産事情」と題した講演が行われました。一色氏は、各地域の地価推移や現在の動向を具体的な事例を交えて解説しました。その内容に参加者たちは真剣に耳を傾けており、特に地元の不動産事情に興味を持っている方が多かったようです。
墨田区から参加していた一人は、「元気なうちに考えておかなければならない問題だと実感した」と話し、参加した意義を強調しました。不動産終活の重要性は、特に地元を離れている人にとって、ますます高まっているようです。
今後のセミナー予定
さらに、一般社団法人不動産終活支援機構石川は、7月27日に石川県金沢市でセミナーを実施予定であり、10月には山梨県で初開催のセミナーも企画しています。このような不動産終活に関するセミナーの必要性は今後一層高まると予想されている中、特に空き家対策に向けた地域社会での取り組みは、所有者と物件の距離を縮めることが喫緊の課題です。
今後も当機構は全国各地でセミナーを開催し、不動産終活の理解を深めるための活動を続けていきます。さらに、8月1日からは第4回の資格試験も開始し、不動産終活の専門家を増やしていく計画です。関心を持たれている法人様には講師の派遣も行っていますので、ぜひお問い合わせください。
このセミナーを通じて参加者が得た知識や気づきを、今後の不動産終活に生かしていくことが期待されます。