筑紫野の保育士たちがコロナ禍に挑む新しいサービスとは

福岡県筑紫野市に位置する「ひまりキッズ保育園」は、コロナ禍で家庭にこもる日々を過ごす子どもたちとその保護者を支援するために、特別な取り組みを始めました。感染拡大を防ぐために休園を余儀なくされた同園の保育士たちは、自宅待機をしている保護者と子どもたちに向け、「何かできることはないか」と考え、オンラインでの保育活動を計画しました。

「元気を届けたい」という想い

子育てをしている保護者にとって、在宅待機は精神的にも肉体的にも負担であり、同時に小さな子どもたちにとっても、大好きな保育士や友達に会えないことは不安を招く原因となります。そんな状況を理解した保育士たちは、離れていても子どもたちに元気を届けたいという思いから、この新しいサービスを立ち上げました。

高品質なオンライン保育

「ひまりキッズ保育園」の新たな取り組みの一環として、オンライン保育が開始されました。このサービスは、子どもたちとのコミュニケーションの質を向上させるために設計されており、視覚的な要素や音質、明るさにまで細心の注意が払われています。具体的には、保育士たちが実際に行っている内容を動画で配信し、保護者や子どもたちとのインタラクティブな交流を行っています。これは、オンラインの特性を活かした取り組みであり、日々の成長もサポートすることを目的としています。

提供されるサービスの内容

現在提供されているサービスには、以下の内容が含まれています。

- 絵本の読み聞かせ動画配信
- 手遊びうたの動画配信
- オンライン朝の会
- 季節の歌や体操のライブ配信
- 保護者および子どもたちとのコミュニケーション

これらのコンテンツを通じて、自宅で過ごす親子に密接に関わる時間を提供し、心をつなげる試みが行われています。

利用した保護者の反応

この新しいサービスを利用した保護者からは、多くの喜びの声が寄せられています。「外に出れず退屈な自宅生活の中、楽しい時間を過ごすことができた」といった感想や、子どもが保育士に親しみを感じたことを伝える言葉が届いており、保育士たちの努力が実を結んでいることが伺えます。中には、「先生方も大変な中、丁寧なご対応に夫婦共々感動しております」との声もあり、感謝の意を示す人々が多くいます。