2027年卒採用動向
2026-07-22 11:41:51

2027年卒企業採用動向調査結果、初任給の引き上げが加速中

2027年卒企業採用動向調査、初任給の引き上げが加速



株式会社マイナビが実施した「マイナビ 2027年卒 企業新卒採用活動調査」の結果が発表されました。この調査は、新卒を採用する企業の採用活動の現状や意識を探るもので、2001年から毎年行われています。調査対象は新卒採用実績のある3590社で、2027年卒業予定の学生を対象にした採用動向が明らかになりました。

初任給引き上げのトレンド


調査によると、企業の89.1%が初任給を引き上げたと回答しました。これは3年連続の増加であり、大企業だけでなく中小企業にもその動きが広がっています。平均の初任給は約23.8万円とされています。

さらに、初任給の引き上げを「3年以上連続で実施」した企業は4割以上に達します。企業はこの動きを通じて「求職者へのアピール」や「定着率の向上」を狙っているため、引き上げが採用活動に与える影響は大きいと考えられます。給与制度の全般的な見直しが進んでおり、求職者にとっても良いニュースです。

学生の生成AI活用への肯定的な姿勢


就職活動における生成AIの活用についても調査が行われました。8割以上の企業が学生のAI活用に対して肯定的な意見を示しており、特に「慎重に活用してほしい」という意見が76.6%にも上ります。このことは、企業側が学生の新しいツールとしてのAIを受け入れていることを示唆しています。

一方で、企業も面接の際の質問内容を工夫するなど、対策を検討している姿も見受けられます。AIによる活動が広がる中で、企業側も対応を見直す動きが進んでいます。

採用予定数の動向


2027年卒の採用予定数については、前年並みの企業が最も多く、9.3%の企業が減らすと回答しています。多くの企業が若手人材を確保したいため、安定的な採用数を維持しています。これからの採用市場では、「採用数を増やす」「前年並み」といった企業が主流を占めるようです。

また、AIによる業務代替や人件費高騰などの状況もありますが、これらの影響は採用数に対して限定的であるとされています。

今後の展望


今年の調査結果から読み取れるのは、多くの企業が初任給引き上げの動きを続けていることです。特に大企業だけでなく、中小企業にもこの波が広がっている点が印象的です。しかし、同時に「引き上げが難しい」との声も聞かれ、採用競争力と経営面でのバランスを取ることが課題となっています。今後、学生が企業を選ぶ際には、初任給だけでなく、企業の成長性ややりがい、社会貢献性も重要な判断基準になることが期待されます。

マイナビキャリアリサーチラボの研究員、長谷川洋介氏は、「この結果から、企業が給与の水準の向上とともに、自社ならではの魅力を伝えることが今後ますます重要になる」と語っています。これからの新卒採用活動は、給与だけでなく、企業の提供する価値を包括的に伝えることがカギとなるでしょう。


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株式会社マイナビ
住所
東京都千代田区一ツ橋1丁目一番一号パレスサイドビル
電話番号
03-6267-4155

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