#サイバーセキュリティ #Ridgelinez #PQC

Ridgelinez株式会社は、量子コンピュータが既存の暗号技術に与える影響を踏まえ、耐量子計算機暗号（PQC）への移行を支援するサービスを2025年10月24日より提供開始します。これにより、従来の暗号技術からPQCへの転換を図ることで、様々な業種のクライアントに包括的なサポートを行います。

量子コンピュータは、特定の計算分野において従来のコンピュータよりも飛躍的な処理速度を実現することが期待されており、その影響で一部の暗号が脆弱になる可能性が指摘されています。これに対して、日本政府は企業が円滑にPQCに移行できるようなロードマップを策定中であり、金融庁もすでに金融分野での対応を模索しています。この動きは、全業界において重要な課題となっており、多くの企業が迅速に対策を進める必要があります。

Ridgelinezの新サービスは、富士通との連携によって進められます。富士通が持つ量子技術に関する知見と、各業界の特性を生かし、セキュリティ対策を含む具体的な戦略の検討を行います。サービス提供対象は経営陣や関連部門の全てに及び、円滑な移行を目指した支援を展開します。具体的には、暗号資産の棚卸しを行い、どのような情報がどのような暗号で保護されているかを把握するクリプト・インベントリの整備を進めます。これに基づき、リスクを評価し優先順位を付け、移行対象システムを選定します。

次に、将来的に出現する新たな暗号技術に適応できる柔軟なシステムアーキテクチャ、いわゆるクリプト・アジリティを考慮した設計を進めます。このような設計により、システム全体を大きく変更することなく、新しい暗号技術への移行が可能になります。さらに、PQC対応クラウドサービスの活用など、幅広い技術的課題に対応する戦略も模索し、具体的なロードマップの策定を行います。

移行プロジェクトの進行状況をサポートするため、プロジェクトマネジメントオフィス（PMO）による支援も実施。その結果、リスクの高いシステムから優先的にPQCへの移行を推進し、全体的なプロセスを管理することが可能になります。このように、Ridgelinezは量子コンピュータによる新たな脅威からクライアントの情報を守り、サイバーセキュリティ対策の強化に寄与することを目指しています。

私たちRidgelinezは、デジタル社会における安全で持続可能なビジネスの実現に向けて、今後もさまざまなサービスを通じて企業のニーズに応えていきます。さらなる詳細やサービスに関する問い合わせは、Ridgelinezの公式ウェブサイトをご参照ください。

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