「ロストカムイ」新演出
2020-03-31 00:00:02

阿寒ユーカラに新たな感動を!「ロストカムイ」リニューアル公演の魅力

阿寒ユーカラ「ロストカムイ」が新たに進化し、再登場



阿寒アイヌシアター「イコㇿ」で、2020年4月1日から新しい公演が始まる「ロストカムイ」。この舞台は、開演以来、2万人以上の観客を魅了し続けてきた作品で、多くの人々に親しまれています。舞台のテーマは、アイヌとエゾオオカミの共生。絶滅したエゾオオカミを最新のデジタル技術で表現し、アイヌの歌や踊りと共に、彼らの自然との共存の姿を新たな形にして届けます。

リニューアルの狙い



今回のリニューアルでは、すでにこの作品を楽しんだ方々や、外国からの観光客がさらに深くアイヌ文化に触れられる舞台を目指しています。最初の公演から得た多くのフィードバックをもとに、演目のブラッシュアップを進めてきました。その結果、観客が何度も足を運びたくなるような、魅力的で豊かな作品に仕上がっています。

クリエイターの顔ぶれ



このリニューアルには、さまざまな才能を持つクリエイターが参加しています。演出サポートとナレーションを担当するのは、夏木マリ。彼女は演劇界で多くの受賞歴を持ち、コンセプチュアルアートシアター「印象派」を運営するなど積極的な活動を続けています。振付は、小㞍健太が手がけ、力強く神秘的なダンスを披露。彼は国際的に活躍するダンサーで、幅広いジャンルでの振付を行っています。

また音楽面では、前作の楽曲を製作したKuniyuki Takahashiの他に、新たに加入した世界的なパーカッション奏者、斉藤ノヴが参加。パーカッションのリズムが加わり、より一層深い音楽体験が味わえるようになりました。これにより、物語への没入感がさらなる高みに引き上げられており、ワールドクラスのクリエイターたちが集結したこの作品に期待が高まります。

阿寒のアイヌ文化とその背景



「ロストカムイ」の舞台が上演される阿寒アイヌシアター「イコㇿ」は、アイヌ文化専用の劇場として2012年に登場しました。ここでは、ユネスコの無形文化遺産に登録されているアイヌの古式舞踊も上演されており、毎年多くの観客で賑わっています。
阿寒湖温泉周辺は豊かな自然環境に恵まれており、アイヌの人々が独自の文化を築いてきた場所でもあります。彼らの生活や音楽、踊りは今でも色濃く残っており、その伝承は次世代に受け継がれています。

特に、アイヌ文化は自然への敬意を表し、共生することの重要性を教えてくれます。今回の「ロストカムイ」もそのテーマを大切にし、観客に新たな気づきを与える作品へと進化しています。

公演情報



このリニューアル公演は、3月31日のプレビューから始まり、通常公演は4月1日から開催されます。具体的なスケジュールは、以下の通りです:

  • - 公演時間
- 2020年4月1日~4月28日:土日祝のみ15時、毎日21時(2回公演)
- 2020年4月29日~10月31日:毎日15時、21時(2回公演)
  • - 上演時間:約40分
  • - 入場料:大人2,200円、小学生600円
  • - 場所:阿寒湖アイヌシアター「イコㇿ」、北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4丁目7−84

新型コロナウイルスの影響により、公演スケジュールが変更される場合もあるため、最新の情報を公式ホームページで確認することをおすすめします。

「ロストカムイ」は、アイヌ文化と現代の舞踊や音楽が融合した、まさに新しい芸術体験を提供する舞台です。多くの人に愛される作品として更なる進化を遂げた「ロストカムイ」に、ぜひご期待ください。

会社情報

会社名
釧路市
住所
北海道釧路市黒金町7丁目5番地
電話番号

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