持続可能な素材で未来を彩るViroSurface
2025年に大阪で開催される日本国際博覧会(通称:大阪万博)に向けて、インドネシアパビリオンの空間演出に取り入れられた「ViroSurface(ヴァイロサーフェス)」が注目を集めています。このプロジェクトは、株式会社アムレックスの手によって行われており、持続可能な素材を通じて万博の理念を具現化しています。
ViroSurfaceとは?
「ViroSurface」は、特にインドネシアの伝統的手編み技術をベースにした装飾面材です。原料にはリサイクル可能な高密度ポリエチレン(HDPE)が使用され、環境に優しい特性を持っています。Viroは、カビや虫に強く、長期間にわたってその美しさを保つことができるため、建材としての実用性も兼ね備えています。
空間の中の軽やかさと力強さ
インドネシアパビリオンでは、ViroSurfaceを巻き付けた円形モジュールを螺旋状に配置した大型の造形作品が展示されています。この作品は、見る人に軽やかさと力強さを感じさせ、自然素材のような優しい表情を持っています。これにより、訪れた人々は落ち着きとインスピレーションを受けることができます。
また、この作品を製作するにあたり、職人たちの手編みによる技術とViroSurfaceの高い加工性が見事に融合しています。特に、Viroの柔軟性は曲面や立体造形にも美しく対応でき、デザインの幅を広げる要因となっています。
壁面装飾とその意義
インドネシアパビリオンの壁面にもViroSurfaceが使われており、施設全体のデザインに統一感を持たせています。壁面のテクスチャには温かみのあるブラウンを基調にした面材パネルが使用されており、自然の風合いを感じさせる豊かな質感が空間全体に上質な印象を与えています。
Viroの素材の特性と環境への配慮
Viroは、ストイックに環境に配慮した製品開発を行っており、全ての材料が100%リサイクル可能です。有害物質を含まず、有毒ガスも発生しないため、赤ちゃんやペットにも安心して使用することができます。さらに、Viroは屋外での使用に耐える耐候性と、長期的に美しい状態を保つ耐久性も兼ね備えています。
デザインの評価と展開
これらの特性により、Viroは建築やインテリアデザイン、エクステリア分野でも高く評価されています。世界中のデザイナーたちが、Viroの素材を用いたプロジェクトに挑戦し、独自の作品を生み出しています。具体的な事例として、バリのシェラトンビーチウォークショッピングセンターや、フロリダのディズニーパークなど、実際の施行例が数多く存在します。
Viroのショールームと今後の展望
アムレックスは東京都港区六本木に「Viro」の常設ショールームを設けています。こちらでは、Viroの多彩な製品を実際に手に触れることができ、その質感やカラーバリエーションを体感できる貴重な機会が提供されています。
予約制度を整え、個人や業者の訪問を受け付けているので、興味がある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
株式会社アムレックスは、今後も持続可能な素材の提案を通じて、社会と環境に調和した空間作りに貢献していく姿勢を貫いていくことでしょう。環境に優しい素材や技術の発展は、これからの時代においてますます重要になっていきます。