キヤノンマーケティングジャパン、ハンディターミナル専用アプリを提供開始
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)が、2025年4月より特定業種に特化したハンディターミナル専用の業務アプリケーションと端末をセットで提供開始すると発表しました。この新サービスは、自治体の水道事業に特化した“水道メーター取替業務効率化パック”を第一弾として展開し、今後は物流業や製造業向けのアプリケーションも順次展開する予定です。
新しい業務効率化の提案
自治体の水道事業では、膨大な水道メーターの管理が求められています。これまでの手作業や目視によるデータ登録には多くの時間と人的リスクが伴い、業務の効率化が重要課題となっています。そこで、キヤノンMJはこの新しい業務アプリケーションを導入し、これらの問題解決を図ります。具体的には、水道メーターのシリアル番号を二次元コードで読み取り、設置情報や交換実績を自治体の水道料金システムと連携させることが可能です。このアプローチにより、手作業によるデータ登録ミスが大幅に削減され、正確性と効率が向上することが期待されています。
使いやすい専用ハンディターミナル
提供されるハンディターミナル端末は、Android OSを搭載し、5.5型の高解像度タッチパネルを採用しています。この設計により、高い視認性と直感的な操作性が実現されています。また、高性能なバーコード読み取りエンジンを搭載し、スムーズな情報処理を支援します。さらに、4G/LTE回線にも対応し、SIMカードを用いれば音声通話も可能ですし、地図アプリと連携することで位置情報の確認やルート設定も行えます。
耐久性とセキュリティも考慮
このハンディターミナルは、IP65の防塵・防滴性能を備え、1.8メートルからの落下にも耐える堅牢な設計が施されています。これにより、屋外の過酷な環境でも安心して使用することができます。これらの特長により、導入から運用・保守までをワンストップで支援し、顧客の利便性を高める取り組みが期待されます。
業務アプリケーションのシームレスな連携
“水道メーター取替業務効率化パック”は、自治体で運用されている水道料金システムとのマスターデータ(メーター設置情報や交換予定情報)との連携も可能です。また、対応するモバイルプリンターを使用すればお知らせ票の印刷も行なえ、業務の円滑化に寄与します。
結論: 業種を問わない未来の業務効率化
キヤノンMJは、今後も物流業や製造業向けの業務アプリケーションを展開し、多種多様な業種のお客様のニーズに応えることを目指しています。この新サービスを利用することで、業務効率化の実現が近づき、行政サービスや企業運営の質が向上することが期待されます。水道メーター交換業務のデジタル化を促進するこのアプローチは、ぜひ注目したい施策です。