資生堂ビューティークリエイションセンターの技術協力
資生堂ビューティークリエイションセンターが、2025年に開催される大阪・関西万博への技術協力を行い、注目を浴びています。今回の万博では、アートやパフォーマンスと融合した新しいヘアメイク技術が展開され、多くの来場者の心をつかみました。
参加イベントと役割
中心となるイベントは、開会式とオープニングプログラム「Physical Twin Symphony」です。この中で、資生堂のチーフヘアメイクアップディレクター、計良宏文氏が、全体のヘアメイクを総合監修しました。彼は、資生堂の熟練したヘアメイクアップアーティストたちと共に、感性を刺激するデザインを施し、多様なパフォーマンスの背景を彩ってきました。
開会式の舞台裏
4月12日、開会式では、計良氏を中心とした資生堂のチームが参加者のヘアメイクを担当。パフォーマンス「鼓動」や「祭り」では、ダンスと視覚表現が融合された施しが行われ、特にUVライトと通常のライトを用いたフェイスペイントは、大きな反響を呼びました。鮮やかな赤と白を基調にしたデザインが施されたダンサーたちが舞った、祭りの舞台は、和の要素をアートとして昇華させる素晴らしい演出でした。
「Physical Twin Symphony」での創造性
続くオープニングプログラム「Physical Twin Symphony」では、計8日間に渡り、資生堂のヘアメイクチームがその技術を駆使し、計22公演を成功させました。出演者の衣装に合わせてカラフルで光り輝くヘアメイクが施され、来場者たちからは絶賛の声が寄せられました。このヘアメイクの美しさは、パフォーマンスのクオリティを一層引き立てました。
計良宏文の思い
計良氏は、未来的なビジュアルを求めながらもリアリティを大切にしたデザインを発表。また、彼は観客と出演者が共に創り上げる世界観を強調し、生の演出が持つ力を大事にしています。彼の言葉からは、ただ見るだけでなく、参加することの感動が感じられます。
「Dialogue Theater -いのちのあかし-」の取り組み
資生堂はシグネチャーパビリオン「Dialogue Theater -いのちのあかし-」でも特別なメイクアップを提供。映画監督・河瀬直美氏がプロデュースするこのパビリオンでは、アテンダントのユニフォームに沿ったメイクが施され、視覚としても参加者を引き込む工夫がされています。
結論
資生堂ビューティークリエイションセンターの活動は、ただのヘアメイクを超え、新しい表現方法を提供しています。今後も様々なイベントでの技術協力を通じて、「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD」を実現するための取り組みが期待されます。