新製品発表:トレンチ型SiC-MOSFETチップ
三菱電機株式会社は、2024年1月21日より、トレンチ型SiC-MOSFETチップのサンプル提供を開始します。この新製品は、電気自動車(EV)のトラクションインバーターやオンボードチャージャー、太陽光発電など、パワーエレクトロニクス機器に幅広く対応しています。この発表は、技術革新と持続可能な社会への移行の中で特に注目されています。
新たなラインアップ
今回のチップ提供により、従来の技術を進化させたトレンチ型SiC-MOSFETがラインアップに加わります。これにより、EVの充電システムや再生可能エネルギー発電の効率向上が期待され、パワー半導体に対する需要の増加に応えることができます。新製品は、4種類の仕様から選ぶことができ、各種パワーエレクトロニクス機器のニーズに柔軟に対応します。
特徴と技術的進化
新しいトレンチ型SiC-MOSFETは、電力損失を約50%以上低減する優れた性能を持っています。これは、独自のトレンチ構造に加え、当社が誇るゲート酸化膜製法によって実現されており、長期使用時にも品質の安定性が確保されています。また、微細化技術と独自のイオン注入方式によって、スイッチング損失やオン抵抗を大幅に削減し、パワーエレクトロニクス機器における低消費電力化に寄与します。
市場のニーズに応える技術
近年、脱炭素社会の実現に向けて、パワーエレクトロニクス機器の市場規模が拡大しています。特に、EVの普及や再生可能エネルギーの重要性が増しており、多様な仕様の機器が求められています。三菱電機は、過去から事業を拡大してきた経験を基に、新しいニーズに応じた製品開発を進めています。新製品は、低消費電力と高性能を実現することで、持続可能な社会の実現に向けた貢献を目指しています。
展示会への出展
新製品は、東京ビッグサイトで開催される「第40回ネプコンジャパン エレクトロニクス開発・実装展」にも出展予定です。また、北米や欧州、中国、インドなど、さまざまな地域での展示会への参加も計画されています。これにより、国際的な市場においても三菱電機の新しい技術をアピールし、グローバルな顧客からのフィードバックを得ることができるでしょう。
三菱電機グループのビジョン
三菱電機は、1921年の設立以来、テクノロジーの革新と持続可能な社会の実現を目指してきました。今後も、エネルギー、ファクトリーオートメーション、自動車機器、半導体技術など、さまざまな分野でのリーダーシップを発揮し、社会課題の解決に貢献するための技術開発を進めていきます。
詳細は、三菱電機の公式ウェブサイトをご確認ください。