クーパービジョン、BCLA Asia 2026で新研究成果を発表
クーパービジョン・ジャパン株式会社は2026年5月29日から31日、東京で開催されるBCLA Asia 2026において、近視進行抑制用、乱視用、遠近両用ソフトコンタクトレンズの処方に関する最新の臨床知見を発表します。BCLA(British Contact Lens Association) Asia 2026は、日本コンタクトレンズ学会と共催となり、眼科医療従事者に向けた新しい情報が共有される機会となることでしょう。
クーパービジョンのグローバル・プロフェッショナル・アフェアーズシニアディレクターであるKaren Walsh氏は、「私たちのリーダーシップは研究開発を通じて医療の課題解決を図ることにあります。今回発表する研究が、その証となるでしょう」と述べています。また、発表される知見の多くは、眼科医療従事者が実践的に活用できる内容となっていると強調しています。
近視管理への新たなアプローチ
今回の発表の一つに、「行動変容の理解:近視管理における教育支援への行動変容アプローチ」があります。小児の近視管理において、保護者が治療段階に応じて必要とする情報の変化に関する研究が行われ、500人以上の保護者の発言を分析した結果、近視管理の過程を5つの行動変容ステージにマッピングしました。
1.
無関心期(Pre contemplation)
2.
関心期(Contemplation)
3.
準備期(Preparation)
4.
実行期(Action)
5.
維持期(Maintenance)
この研究から、エビデンスに基づいたコミュニケーションが近視管理において保護者の理解を深め、意思決定の助けとなることが期待されています。さらに、近視進行抑制策の導入や継続率の向上につながる可能性が示唆されています。
乱視用レンズ処方の効率化
もう一つの注目すべき演題では、乱視度数がソフトトーリックレンズのフィッティングや回転に与える影響についての研究が行われました。この研究では、同じ素材の乱視用ワンデーコンタクトレンズを用いて前向き・無作為化・クロスオーバー試験が実施され、円柱度数の変化によるフィッティングへの影響が調査されました。
結果として、円柱度数が±1.00D変わってもフィッティングや回転に差がないことが確認されました。この知見は、診察時間の効率化に寄与する可能性があるとされています。
老視とコンタクトレンズ
クーパービジョンはまた、老視に対する眼科医療従事者のケア向上に関する知見も共有する予定です。老視のある方に対して適切なケアを提供できるよう、複数の遠近両用コンタクトレンズに関する研究結果が紹介されます。特に、瞳孔径が見え方に与える影響や、日本での老視対策の重要性が強調されるでしょう。
大規模な参加者が予想されるBCLA Asia 2026
BCLA Asia 2026及び第68回日本コンタクトレンズ学会総会には、国内外から3,000名以上の眼科医療従事者や研究者が集まる見込みです。開催地である高輪ゲートウェイコンベンションセンターでは、クーパービジョンがプラチナスポンサーとして同社の製品ラインを展示し、参加者に最新の情報を伝える役割を果たします。
クーパービジョンは、医療従事者のサポートと新たな製品開発を通じて、視力に関する課題に取り組む確固たる伝統を持っています。近視進行抑制への取り組みとして、科学的根拠に基づく「マイサイト ワンデー」を展開しており、長期的な眼の健康維持を目指しています。
まとめ
クーパービジョンが発表する研究は、近視、乱視、老視といった多様な視力の課題に対する新たな知見をもたらし、より良い眼科医療の実現に向けた重要な一歩となるでしょう。次世代のコンタクトレンズ技術が、患者と医療従事者の双方にとって実質的なメリットを提供することが期待されます。