日中平和友好
2023-06-09 16:53:20
日中平和友好条約締結45周年を祝うイベント、京都での記念上映とシンポジウム
日中平和友好条約締結45周年を祝うイベント
2023年6月6日、京都で日中平和友好条約の締結45周年を記念するイベントが開催されました。今回のイベントでは、ドキュメンタリー映画『趙樸初』の上映と中日仏教友好シンポジウムが行われ、多くの関係者が集まりました。
ドキュメンタリーの意義
上映された『趙樸初』は、中日仏教交流の歴史を背景に持ち、特に趙樸初氏の活動がいかに両国の文化的絆を強化してきたかに焦点を当てています。趙樸初氏は、中日間の文化交流の重要な架け橋となり、平和の象徴として国際的にも知られています。映画の上映には約100名の参加者が集まり、共に彼の生涯を振り返りながら、その功績を再確認しました。
講演とスピーチ
在日中国大使館の呉江浩大使は、特別な祝電を送付し、「中日仏教交流は長い歴史を持ち、両国の文化交流に大きな影響を与えてきた」と述べました。また、薛剣在大阪中国総領事は、趙樸初氏や他の仏教界の先人たちの遺志を受け継ぐことの重要性について語り、「友情と信頼を基にした強い絆を築き、両国の関係をさらに深めていくべき」と強調しました。
シンポジウムの内容
シンポジウムでは、多くの僧侶や学識者が趙樸初氏の詩や書道を通じて中日仏教交流の意義を掘り下げ、彼の思想がいかに現代に生き続けているかを議論しました。特に、中日平和友好条約締結の日に書かれた詩が初めて披露され、その内容には彼の強い友情と友人たちへの思いが込められていました。
参加者の声
日本の僧侶たちも趙樸初氏との思い出を語り、映画を通じて彼の存在を再確認し、深い感動を覚えたとのこと。また、立正佼成会の佐藤益弘氏や近畿宗教連盟理事長の荒木元悦氏も、それぞれの立場から平和の重要性を訴えました。特に荒木氏は、「先人たちの教えを受け継ぎ、地域と世界の平和を守ることが我々の使命」と強い思いを示しました。
趙樸初の精神
趙樸初氏の功績は決して宗教に限らず、文学や芸術、医学など多岐にわたる文化交流にも及んでいます。また、彼は中日両国の人民友好の象徴であり、今後もその精神を受け継ぐことの重要性が強調されました。彼の言葉には「中日両国の仏教交流は単なる宗教の枠を超え、文化の架け橋となる」という深い意義があり、参加者全員がその感動を共有しました。
未来へ向けて
今回のイベントを通じて、参加者たちは趙樸初氏の業績や思想を再認識し、今後の中日交流の進展を誓い合いました。両国の仏教界が連携し、かつての交流の精神を忘れず、未来へ向けた強い一歩を刻みました。関係者たちの思いは、両国民の友好と平和の発展に向けた新たな貢献として、さらに広がっていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社PLAN A
- 住所
- 静岡県熱海市上宿町8-7
- 電話番号
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090-8318-0453