ミュージカル『エリザベート』特別企画
1992年にウィーンで初演されたミュージカル『エリザベート』が世界中で愛され、30周年を迎えることを記念して、特別な情報が発表されました。この作品は、バイエルン出身の少女エリザベートがハプスブルク家に嫁ぎ、悲劇的な運命を歩む様子を描いたもので、ドイツ語圏のミュージカルとしては最大の成功を収めています。
日本でも、宝塚歌劇団と東宝が手がける公演によって、多くのファンに親しまれています。2022年から2023年にかけて、全国4都市での上演も決まり、再び話題を呼んでいます。
特別記事とGoogleマップリスト
公式サイトでは、エリザベートの波乱に満ちた人生をエリザベート自身の語りを通じて振り返る特別記事が掲載されています。彼女の16歳での結婚から、王妃としての生活、そして悲劇的な死に至るまでの物語が、歴史を辿るかのごとく詳細に描かれています。
エリザベートの足跡をたどる
また、オーストリア政府観光局は、エリザベートゆかりの地を紹介するGoogleマップリストを公開しました。このリストには、エリザベートが住んでいた宮殿やウィーンの菓子店、親しんでいた別荘などが載っており、旅行者が訪れる際の助けとなる情報が豊富に含まれています。さらに、隣国ドイツやハンガリー、スイスにある関連スポットもカバーされています。
見どころのスポット
ここでは、いくつかの見どころを紹介します。
- - シシィ博物館: ホーフブルク宮殿内に位置し、エリザベートの生涯を展示する博物館です。彼女の少女時代、王妃としての生活、そして晩年の急死に焦点を当てた展示が豊富に揃っています。
- - ヘルメスヴィラ: 皇帝フランツ・ヨーゼフ1世がエリザベートのために建設した宮殿で、ルネサンス様式の美しい建物です。内部にはクリムトによるフレスコ画や大理石のレリーフなど、豪華な装飾があります。
- - 菓子店デーメル: エリザベートが密かに通っていた菓子店で、甘いものを楽しむ彼女の姿が思い浮かびます。特にスミレの花の砂糖漬けはおすすめです。
これらのスポットを訪れることで、エリザベートの世界をより深く理解できることでしょう。
エリザベート・コンサートの開催
さらに、ウィーンではシェーンブルン宮殿にて『エリザベート・コンサート in シェーンブルン』が開催される予定です。日程は2022年6月30日から7月2日までの三日間です。観光と合わせて、コンサートも楽しむ機会です。
エリザベートの魅力は今もなお色あせることがなく、世界中の人々に愛され続けています。ぜひ彼女の足跡をたどる旅に出かけてみてはいかがでしょうか?