軽井沢町がタクシー不足解消へ!県内タクシー3社11台が応援隊として稼働
軽井沢町では、観光シーズンの観光客増加による交通課題に対応するため、官民連携でタクシー供給強化プロジェクトを推進しています。
2024年3月にはタクシーアプリ『GO』の導入による既存タクシー車両のさらなる効率的運行を開始。4月からは「日本型ライドシェア」もスタートし、地元のタクシー事業者による自家用車活用事業も拡大しています。
そして、年間最大の繁忙期となる夏に向けて、新たにタクシー車両・乗務員を長野県内の周辺地域から派遣する応援隊施策を始動しました。
3つの施策でラストワンマイルの移動をサポート
軽井沢町では、GWや夏季期間、紅葉シーズンなど、繁忙期には移動需要が急増し、観光客だけでなく地元住民にとってもラストワンマイルの移動が困難な状況でした。
地元のタクシー会社は、ドライバー不足や繁忙期と閑散期の需要変動が大きく、適正な車両台数を確保することが難しい状況にありました。
これらの課題を解決するため、軽井沢町は官民連携で協定を結び、タクシーアプリ導入、日本型ライドシェア、そして今回の応援隊派遣という3つの施策を推進しています。
データに基づいた需給バランス調整
タクシーアプリ導入により、お客様からの注文数や実際のご乗車率などのデータが収集され、軽井沢町におけるラストワンマイルの需給バランス傾向が明らかになっています。
データ分析の結果、夏の時期、特に週末や盆時期は需要が大幅に増加することが予想されます。
この傾向を踏まえ、地元タクシー事業者様の乗務員稼働シフトの調整、日本型ライドシェアの稼働ボリューム調整、そして応援隊派遣によって、夏の最盛期の需要に対応します。
長野県タクシー協会協力のもと3社11台の応援隊が結成
応援隊は、長野県佐久交通圏内のタクシー事業者3社、岩村田観光タクシー株式会社、ニュー交通有限会社、松葉タクシー有限会社の車両・乗務員が参加し、合計11台が稼働します。
応援隊は、2024年7月12日(金)から9月27日(金)までの期間中、曜日や時間ごとの繁忙予測に応じて台数を調整し、軽井沢町内のアプリ注文を受けて営業を行います。
7月、9月は週末を中心に、8月は週末に加え、お盆時期の平日も稼働を予定しています。
夏の軽井沢を快適に楽しむために
軽井沢町は、タクシー供給強化プロジェクトを通じて、観光客や地元住民の移動手段を確保し、快適な滞在をサポートすることで、更なる観光振興を目指しています。