株式会社ポーラ、W受賞の快挙
2024年の「第46回日本パッケージングコンテスト」において、株式会社ポーラが自社製品「B.A グランラグゼ Ⅳ」と「コスモロジー」を通じて、素晴らしい業績を収めました。このコンテストは、包装デザインからロジスティクスまで、包装の最高峰と評価される作品を決定する重要なイベントです。ポーラはその中で両方の製品が受賞するという栄光を手にしました。
美容液「B.A グランラグゼ Ⅳ」
「B.A グランラグゼ Ⅳ」は、ポーラの最高級乳液を兼ね備えた美容液で、次世代ラグジュアリーをテーマにしています。この製品は「人」が生み出したモノの美しさと感性価値を追求しており、そのデザインは非常に洗練されています。特に有機的な形状が特徴で、持った時の心地良さを極限まで追求しました。
さらに、外装は日本の文化を反映した工夫が施されています。感謝の気持ちを込めて手で贈るというコンセプトがあしらわれており、一枚の紙を精密に折り重ねて作られているため、見た目の美しさだけでなく、輸送時の緩衝効果も兼ね備えています。持続可能性を意識し、リサイクル樹脂を使用することで環境への配慮も考慮されています。リフィル対応や外装の省資源化により、顧客の廃棄ストレスの軽減にも貢献しています。これにより、機能性と審美性を兼ね備えた新たな包装形態が実現されています。
宇宙発想の「コスモロジー」
次に紹介するのは「コスモロジー」です。このブランドは、“未来の豊かさ”をテーマにした宇宙発想のスキンケア製品です。宇宙ステーションでの過酷な生活を考慮し、逆境における豊かさが地球でのストレス社会を生き抜くためのヒントになるとの観点から開発されました。デザインは人間の「感情」に訴えかけるものになっています。
特に付属の絞りパーツが容器に表情を持たせ、直感的なコミュニケーションを促進します。このデザインは思わず笑ってしまうような「感情」を引き起こすことで、それが人の心に良い影響を与えることを目指しています。人々の感情を呼び覚まし、前向きな気持ちにさせるデザインのあり方は、非常に革新的です。
日本パッケージングコンテストの意義
本コンテストは日本の包装技術の最高峰を決定するイベントであり、材料や設計、技術、適正包装、環境配慮、デザインなどの観点から優れた作品が選定されます。生活者にとってより良い機能を提供しつつ、環境問題に対処し、包装の容積や重量、コストを軽減するための様々な取り組みが評価されるのが特徴です。特に今後の用途において、これらの優秀作品が参考にされることでしょう。
ポーラの受賞は、その革新性とデザイン性がしっかりと評価された結果であり、今後の製品展開にも大いに期待が持てます。