小田原市が高齢者支援の新たな移動販売を開始

小田原市が取り組む高齢者支援の移動販売事業

神奈川県小田原市は、マックスバリュ東海（株）ならびに（福）小田原市社会福祉協議会との連携協定を結び、11月18日から高齢者の買い物支援を目的とした移動販売事業を開始しました。この取組は、地域の住民が互いに見守り合いながら生活できる、いわゆる「ケアタウン」を実現することを目指しています。

ケアタウンの推進に関する連携協定の意義

今回の協定は、小田原市における地域住民の生活向上を目指しています。特に公共交通機関の減少や小売店舗の撤退によって、日常の買い物が困難になっている高齢者にとって、この取り組みは重要です。マックスバリュ東海は、移動販売車を使って市内のさまざまな地点で商品を提供することで、買い物の支援を行います。さらに、（福）小田原市社会福祉協議会が地域の各自治会と協力することで、販売場所を設定し、地域のニーズにも応えます。

具体的な販売ルートと運行予定

移動販売は月曜日から金曜日の間に各日1便、特に小田原市内の川西地区を中心に、70カ所の販売場所にて実施されます。この取り組みを通じて、地元住民が身近で簡単に必要な食材を手に入れることができるようになります。

移動販売と見守り活動

重要な点は、この移動販売の運営が単なる販売にとどまらず、地域住民の見守り活動も含まれていることです。マックスバリュ東海は、販売中に高齢者の様子を観察し、何か問題があれば直ちに関係機関に通知する体制を整えています。これにより、高齢者が安心して暮らせる環境の構築を図ります。小田原市も、これらの取り組みに対して支援を行い、安全な市民生活の向上に寄与する姿勢を示しています。

お披露目及び出発式の実施

11月18日には、小田原市社会福祉センターにて協定のお披露目および移動販売車の出発式が行われました。この儀式では、地域住民や関係者が集まり、新たな取り組みの開始を祝いました。

まとめ

小田原市のこの移動販売事業は、地域全体のサポート体制を強化し、高齢者の生活を支える重要なプロジェクトです。今後の展開が期待される中、市民の皆さんがこの活動に参加することも、地域の助け合いの精神を更に深める一助となるでしょう。興味を持たれた方は、小田原市福祉政策課に問い合わせてみてください。電話番号は0465-33-1863です。