救急隊員の負担軽減へ!大阪市、コンビニエンスストア等での休憩利用開始

救急隊員の負担軽減へ、コンビニ休憩がスタート!



大阪市消防局は、救急隊員の負担軽減を目的とし、コンビニエンスストア等での休憩利用を開始することを発表しました。近年、救急出動件数は増加傾向にあり、隊員の休憩時間確保が課題となっています。

今回の取り組みは、一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会と連携し、大阪市内のコンビニエンスストア(セブンイレブン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキ、ローソンなど)を対象に行われます。

コンビニ利用の詳細



救急隊員は、連続する出動や長時間勤務で消防署に戻ることができない場合に、コンビニエンスストアで休憩を取ることができます。

利用開始日: 令和6年7月1日(月曜日)
利用可能な店舗: 一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会加盟の大阪市内のコンビニエンスストア
* 利用内容: 飲食物の購入、トイレ利用など

コンビニ利用中は、救急車に「救急隊員の水分補給・食事摂取のための利用」を示すパネルを掲示し、周囲への配慮も徹底します。

背景:救急出動件数の増加と隊員の負担



令和5年の大阪市の救急出動件数は263,089件と、過去最多を記録しました。これは前年比約8%増となっており、救急隊員の負担は増加の一途をたどっています。

1件あたりの最長の救急活動時間は12時間26分に達し、隊員は十分な休息時間を取ることが困難な状況です。

適切な救急車の利用を呼びかけ



大阪市消防局は、増加する救急事案に対して、市民の皆様に適切な救急車の利用を呼びかけています。不要な救急車利用は、隊員の負担増加につながるため、ホームページなどで情報発信を行い、市民への啓蒙活動を進めていきます。

今後の展望



今回のコンビニ休憩導入は、救急隊員の負担軽減に大きく貢献すると期待されています。将来的には、他の地域への展開や、更なる休憩環境の改善なども検討していくとのことです。

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