商談化率216%増を実現した事例
株式会社エーピーコミュニケーションズが株式会社アースリンクのインサイドセールス代行を導入した結果、商談化率が216%上昇するという驚くべき成果を達成しました。これは、新規プロダクト「TradeOCR」の開発におけるユーザーニーズの把握が大きな要因となっています。
導入の背景
エーピーコミュニケーションズは、新たなプロダクト開発に当たり、貿易事業者のニーズを正確に掴みたいと考えていました。しかし、自社の限られたリソースと営業経験の不足から、電話でのアプローチは非常に非効率的でした。100件のアプローチに対して、まれに一件のみの反応がある状態で、全く成果が見えない状況が続いていました。
この課題を解決するため、プロのインサイドセールス代行に支援を求めることにしました。様々な代行サービスを検討した中で、アースリンクが提供する「少ないリストにも対応可能な柔軟なプラン」がエーピーコミュニケーションズに最適との判断から、導入を決定しました。
導入後の成果
アースリンクのサポートによりエーピーコミュニケーションズは、顧客のニーズ理解を深めることに成功しました。具体的には、開発中の「TradeOCR」の方向性を明確にし、ヒアリングや商談を通じて得た情報をプロダクトに反映させることができました。
初回の商談では想定される課題をヒアリングすることで妥当性を検証し、次にプロトタイプの評価を求め、商談活動を行いました。これにより、電話商談28件とWeb商談6件という成果を収めました。また、アースリンクからのフィードバックを基にした3回目のアプローチでは、Web商談に特化し、商談化率を大幅に改善することに成功しました。
コール結果のデータ収集により、断られた理由も把握できるようになり、トークスクリプトや訴求ポイントの見直しを行うことができました。さらに、音声データを解析することで、営業チームの対応力も向上させることができています。これにより、開発メンバーは本業であるプロダクト改善に集中できる環境が整いました。
今後の展望
エーピーコミュニケーションズは、2025年9月のTradeOCR正式リリースに向けて、アースリンクのインサイドセールス支援を引き続き活用しようと計画しています。次のフェーズでは多くのユーザーへのトライアル利用促進が課題となりますが、これまで培った知見をもとにWeb商談化率の向上を目指しています。
加えて、貿易業界特有の大型連休後に発生する業務の集中に合わせ、TradeOCRの利便性を効果的に伝えることで、導入ハードルを下げる努力も行っていく考えです。エーピーコミュニケーションズは、今後もアースリンクとの連携を続けながら、通関業務におけるデジタルトランスフォーメーションを推進し、プロダクトの普及に尽力していく所存です。
まとめ
この成功事例は、インサイドセールス代行を導入することでいかに効率的に市場のニーズを掴み、プロダクト開発に活かしていくかの良いモデルとなっています。エーピーコミュニケーションズの挑戦が、同様のニーズを持つ企業にとっても大いに参考になることが期待されます。