株式会社エムティーアイは、令和5年度補正PHR社会実装加速化事業において、大阪・関西万博への出展に関連するユースケース「トレトレで楽しく歩く→カラDAスマイル!」を発表しました。この取り組みでは、同社の健康管理アプリ『CARADA』や『CARADA健診サポート』が中心的な役割を果たし、利用者が自身の健康データをより簡単に管理できるようになります。
『CARADA』では、歩数、体重、睡眠時間、血圧、食事の記録といった重要な健康情報をスマートフォンで一元管理できるのが特徴です。また、『CARADA健診サポート』は、特定の健診機関で受診した方が、スマートフォンを通じて健康診断の結果をいつでも確認できる利便性を提供します。これにより、利用者は日常生活での健康管理を簡便に行えるようになります。
今回のプロジェクトでは、これらのアプリケーションを情報連携基盤「PHR CYCLE」と接続し、大阪府が提供する府民向け健康サポートアプリ『アスマイル』とも連携します。さらに、リアルワールドゲームス株式会社の3D地図基盤を活用した位置情報ゲーム『TRAIN & TRAIN』と協力し、参加者が楽しく健康的に歩くための実証実験を行います。この取り組みを通じて、ゲーム要素を取り入れた新たな健康促進策を実現したいと考えています。
具体的には、個々の健康状態に応じて、参加者を「メタボ予備群」などに分類し、これに基づいて目標歩数や目的地を提案する仕組みを構築。これにより、利用者が外出して歩くモチベーションを高め、健康でアクティブな生活を促進します。
このプロジェクトの本質は、PHRを情報連携基盤に接続する仕組みの構築だけではなく、利用者に対して健康情報を簡単に提供することです。例えば、参加者には健康に関する知識を提供し、さらには健康行動を提案することで、日常生活における運動量を増やす支援を行います。
「令和5年度補正PHR社会実装加速化事業」は、2025年4月から行われる「いのち輝く未来社会」をテーマにした大阪・関西万博に向けた取り組みの一環です。事業者と国民がともに開かれた環境の中で、PHRとさまざまなサービスが連携し、新しい商品やサービスが生まれる未来を切り開くことを目指しています。
この期間中、運動、睡眠、食事といった各テーマごとに、PHR事業者とサービス事業者が協力し、情報連携基盤「PHR CYCLE」を通じたサービス連携を進めます。また、10件に及ぶユースケースを創出し、全国民へ向けた健康促進の試みが行われます。
今後、これらのユースケースは、PHR事業者とサービス事業者によって「PHR CYCLE」と接続が行われ、2025年4月以降に大阪・関西万博でも体験機会が設けられる予定です。この取り組みにより、PHRサービスの利用者は拡大し、さらに健康意識の高まる社会へと発展していくことを期待しています。
この事業の詳細は、以下の公募サイトで確認できます。
『CARADA』は、株式会社エムティーアイの商標または登録商標です。