ひな祭りはフォトジェニックに!
今年のひな祭りに向けて、イマドキママたちの意識が大きく変わってきていることがわかりました。一般社団法人日本人形協会によると、0~5歳の女児を持つ20~30代の母親を対象にした調査では、全体の44.0%が「ひな祭りで子どもに着物やドレスを用意したい」と答えています。これは、かつてないほど母親たちが娘のオシャレに気を使っていることを示しています。
SNSへの投稿も増加
今どきの母親たちは、ひな祭りを「SNS映え」する形で楽しむことにも力を入れています。調査によれば、20代と30代の母親の22.8%がひな祭りの写真をSNSに投稿した経験があるとのこと。その多くが自身の娘の写真だということは、ひな祭りがただの伝統行事ではなく、現代の生活風景にしっかりと根付いていることを証明しています。特に、華やかでフォトジェニックなひな祭りがトレンドとなっているようです。
伝統を重んじる傾向も
とはいえ、母親たちは伝統行事としてのひな祭りを重視していることも明らかになっています。4人に1人の母親が「ひな祭りの伝統を大切にしたい」と回答し、今年も「ひな人形を飾る」という選択肢を選んでいる母親は67.4%に達しました。「娘に日本に生まれたので日本の伝統を大切にしてもらいたい」などの理由が挙げられており、未来に向けて伝統を次世代に受け継ぎたいという思いが感じられます。
ひな祭りの由来とその意味
ひな祭りは、日本の平安時代にさかのぼる行事で、当初はお人形遊びから始まりました。ひな人形を用いることで、女児が災いから守られ、無事に成長することを願ったのです。また、ひな祭りの料理としては、春の魚介類を使ったお寿司や、はまぐりの吸い物が定番です。これらの料理は、季節感を楽しむだけでなく、貞淑さを象徴する意義も持ち合わせています。
家族での過ごし方の重要性
調査では、母親たちが「ひな祭りで重視したいこと」として、「家族で過ごすこと」を65.4%が選んでおり、愛情を深める良い機会として捉えられていることが伺えます。続いて「ひな祭り料理」に関しても重視されており、家族の絆を深めるための大切な行事であることがわかりました。
まとめ
日本人形協会は、こうした伝統文化を次代に伝えていくことに努めており、ひな祭りを通じて家族の絆を深める重要性を再確認したいと考えています。今後も節句や伝統文化を大事にしながら、現代らしい楽しみ方を取り入れていくことが求められます。ぜひ、今年のひな祭りも、家族みんなで楽しい思い出を作ってください。
調査概要
- - 調査名: ひな祭りの意識調査
- - 対象者: 0~5歳の女児を持ち、SNSアカウントを所有している母親500名
- - 調査期間: 2016年12月2日~12日
- - 調査方法: インターネット調査