山王川改修工事完成100年を祝う記念銘板の設置
神奈川県小田原市を流れる二級河川「山王川」は、その流れがかつては蛇行し、大雨の際にはしばしば氾濫を引き起こし、多くの住民が困難を強いられてきました。このような背景から、大正13年(1924年)に改修工事が始まり、翌年には完了。令和7年には、その工事が完了してから100年という節目を迎えます。この大きな記念日を祝うため、特別な事業が行われました。
記念事業の概要
山王川の改修工事完了100年を記念する事業は、匿名の寄付者からの善意によって実現しました。寄付額は100万円で、寄付者は「改修当時の先人の尽力やその経緯を後世に伝えてほしい」という意向を表明されていました。これを受けて、制作されたのが記念銘板です。銘板は山王川に架かる市道2246(竹橋)の高欄に設置され、改修に関わった人々の功績が後世に伝えられることとなります。
銘板除幕式の実施
記念銘板の設置に続き、除幕式も行われました。この日、7月8日(火曜日)の午後1時30分から約1時間にわたり、地域の名士や議員、市民らが一堂に会しました。来賓には、神奈川県議会議員のおざわ良央氏や小田原市議会議長の井上昌彦氏をはじめ、地域の自治会長などが出席し、山王川改修工事の完成を祝い、この歴史的な瞬間を共に記念しました。
出席者一覧
- - 神奈川県議会議員おざわ良央氏
- - 小田原市議会議長井上昌彦氏
- - 小田原市議会建設経済常任委員会委員長池田彩乃氏
- - 小田原市議会建設経済常任委員会副委員長稲永朝美氏
- - 山王川改修工事完成百年を祝う実行委員会副委員長根上寿雄氏(足柄地区自治会連合会長)
- - 金子勝氏(山王網一色地区自治会連合会長)
- - 片野誠広氏(芦子地区自治会連合会長)
- - 堀口光夫氏(二川地区自治会連合会長)
- - 湯川増夫氏(久野地区自治会連合会長)
- - 宇角隆司氏(県小田原土木センター所長)
- - 市長(開催委員会委員長)
未来へ継承される歴史
今回の銘板設置により、山王川の改修工事の歴史が改めて地域の人々に認識され、その価値が再確認されたことでしょう。河川改修は、ただの工事ではなく、地域社会の生活環境を向上させるための重要な取り組みでした。このような歴史を認識し、引き続き未来に向けて大切にしていくことが、地域の発展に繋がるはずです。
これを機に、山王川の美しい景観とその歴史がより多くの人々に愛され、地域のシンボルとして息づくことを期待しています。今後も、地域の皆様と共に歩んでいくことが求められるでしょう。
お問い合わせ先
建設部:国県事業推進課0465-33-1529