村上翻訳の名作登場
2026-02-28 11:19:22

村上春樹が翻訳したカポーティの名作『遠い声、遠い部屋』が新潮文庫から発売

村上春樹による新訳が話題!



1948年に出版され、アメリカ文学の金字塔となったトルーマン・カポーティの初長編『遠い声、遠い部屋』が、2月28日に新潮文庫から発売される。この作品は、村上春樹氏が新たに翻訳し、文学愛好者の間で注目を集めている。

物語の背景



『遠い声、遠い部屋』は、カポーティが13歳の少年ジョエルの視点で描く物語だ。母を亡くし、孤独に過ごしていたジョエルは、父からの手紙を受け取ることから始まる。この手紙には、昔生き別れた父が自分を迎えに来るという言葉が書かれていた。父と再会することを期待しながら、南部の父の家に向かうジョエルだが、彼を待ち受けるのは不思議な出来事と心の葛藤だった。

物語の中で彼は、ミス・エイミーやその従兄弟のランドルフ、さらには一風変わった少女アイダベルと出会い、彼らとの関係が彼の心に影響を与えていく。しかし、父親はなかなか姿を現さず、次第に屋敷は陰鬱な雰囲気に包まれていく。

村上春樹の翻訳の魅力



この作品を大学時代に読んだ村上春樹氏は、本作の持つ幻想的な雰囲気に深く感銘を受けたという。そんな彼が約半世紀の時を経て、自らの手でこの名作を翻訳したことに、ファンは歓喜している。村上氏は「原文の独特のリズムや雰囲気を再現するのに非常に苦労した」と語っており、その努力がどのように作品に反映されているのか、読者は楽しみにしている。

装画も話題に



文庫版の装画は、イラストレーター三宅瑠人氏が手掛けた。彼はNHKの連続テレビ小説「虎に翼」のビジュアルや、新潮文庫の『百年の孤独』の装画で知られている。新たに生まれ変わった『遠い声、遠い部屋』の装画には、小説内の重要なモチーフが組み込まれ、物語が進むにつれてそれらの関係性も見えてくる仕掛けが施されている。

著者と訳者のプロフィール



トルーマン・カポーティは、1924年にニューオーリンズで生まれ、若くして文壇に登場。彼の作品は、心理描写や社会の暗部に迫る内容が高く評価される。村上春樹もまた、日本を代表する作家として、独自の文体で多くの読者を魅了してきた。

この新たな翻訳版『遠い声、遠い部屋』は、文庫として935円(税込)で購入可能。興味のある方は、ぜひ手に取ってみてほしい。アメリカ文学の深い海に浸りつつ、村上春樹氏の独特の解釈を楽しんでみるのも良いだろう。


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会社情報

会社名
株式会社新潮社
住所
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220

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