高校生の探究心を育む新たなプログラム「探究インターン」とは
株式会社博報堂と株式会社朝日新聞社が共同で開発した教育プログラム「探究インターン」が、いよいよスタートしました。このプログラムは、高校生が社会課題に対する理解を深め、自らの問題解決能力を高めることを目的としています。また、企業が直面している実際の社会課題をテーマとして設定し、実践的な知識を身に付ける機会を無償で提供します。
「探究インターン」とは?
「探究インターン」は、オンラインで実施される探究学習プログラムです。高校生が企業と連携し、グループワークや講義を通じて、主体的に課題設定や解決に向けた実践的な学びを行います。特に、2022年から高校で必修化された「総合的な探究の時間」において、このプログラムは重要な役割を果たすことが期待されています。生徒たちは、自らの興味を持って課題に取り組むことで、柔軟な発想力や問題解決能力を育むことができます。
プログラムの特長
1. 課題設定の重要性
「探究インターン」では、企業が実際に向き合っている社会課題を設定します。企業の担当者がこれらの課題について講義を行い、生徒たちはそれを基に自らのアイデアを考え出します。このプロセスを通じて、生徒は問題の背景を深く理解し、グループワークを通じて実際に解決案を提案する力を養います。
2. 完全オンラインでの学び
授業はすべてオンラインで行われます。複数の高校から参加した生徒たちが、リアルタイムでアイデアを共有し、新たな視点を得ることができます。これにより、生徒たちは自校だけでなく、他校の生徒との対話を通じてより多角的な学びを実現します。
3. 専門家から学ぶ
朝日新聞社と博報堂の専門家が、探究学習に役立つノウハウを動画で解説します。これらのコンテンツはオンデマンド形式で提供され、生徒たちは自分のペースで学習できます。情報収集や整理・分析、まとめ・表現といったスキルを身につけることで、実践的な問題解決能力を高めていきます。
「探究インターン」の意義
「探究インターン」は、高校生にとっては社会人と接する貴重な機会であり、企業にとっても学生の視点から自社の事業や取り組みについて理解を深めてもらう大切な場となります。博報堂と朝日新聞社は、このプログラムを通じて、各企業が持つ独自の実践知を生徒たちに伝え、探究力の向上を支援します。
本プログラムへの登録は現在受付中で、興味のある高校の方は、ぜひ参加をご検討ください。詳細や参加方法については、公式サイトをご覧ください。
公式サイト
「探究インターン」特設サイト
この新しい取り組みによって、高校生が主体的に学ぶ環境が整い、社会に貢献できる人材が育つことを期待しています。未来のエリートたちが、今ここで新しい一歩を踏み出すのです。