『ROOV』フィリピン初導入
2024-08-30 16:38:49

スタイルポートの3Dプラットフォーム『ROOV』、フィリピン初導入で戸建販売DX支援へ

スタイルポートの『ROOV』がフィリピンで初導入



株式会社スタイルポートが開発した3Dコミュニケーション・プラットフォーム『ROOV(ルーブ)』が、フィリピンで初めて採用されることが決定しました。このプロジェクトは、阪急阪神不動産株式会社のフィリピン現地合弁会社、P.A. PROPERTIES HANKYU HANSHIN TWO, INC.が行う戸建販売のデジタルトランスフォーメーションを支援するものです。

フィリピンは、7,500以上の島々から成る国で、2022年の時点での人口は1億2,500万人を超え、2050年までには1億4,000万人に達すると見込まれています。そのため、住宅ニーズの増加は不可避であり、特に戸建て住宅の需要が高まっています。フィリピンでは、住居の87.6%が戸建てで、その後にアパートや二世帯住宅が続きます。

しかし、戸建住宅の販売活動は、実際の建物が未完成の段階で行われるため、顧客は仮想的なイメージをもとに購入を決定せざるを得ないという難点があります。これを解決するために、『ROOV walk』が導入されました。建築図面をもとにした3D映像により、未竣工の住宅内部を仮想空間で歩き回る感覚で体験できるのです。これにより、購入者は物件の詳細をリアルに理解することが可能になります。

特に、フィリピンでは高価なPCよりも手軽に利用できるスマートフォンを利用する人々が多く、その操作も頻繁です。『ROOV walk』はアプリのダウンロードを必要とせず、URLをクリックするだけで簡単に体験できるため、非常に利便性が高いと言えます。また、海外で働いている家族(OFW:Overseas Filipino Worker)と情報を共有することで、より良い意思決定が期待できます。

IDESIA HEIGHTSプロジェクト



フィリピン、カビテ州のダスマリニャス市で行われるプロジェクト『IDESIA HEIGHTS(イデシアハイツ)』は、300戸の戸建住宅を提供します。このプロジェクトは、自然と都市の調和を重視し、快適で持続可能な住環境を提供することを目指しています。公園や共用施設を整備し、家族が安心して暮らせる環境作りが進められています。また、マニラ首都圏へのアクセスも良好です。

『ROOV』の特長



『ROOV』は、未完成の建物を仮想空間でデジタルツインとして再現し、時間や場所にとらわれずに空間を共有できるプラットフォームです。これにより、ユーザーは物件の理解を深めることができます。新築マンションの販売においては日本国内でNo.1の採用実績を誇り、2022年からは戸建住宅分野でも活用が進んでいます。さらに、オフィスや物流倉庫、アリーナなど、住宅以外の分野への展開も期待されています。

このように、スタイルポートは『ROOV』の技術を通じて、フィリピン市場においても快適で効率的な住宅販売を実現していく考えです。オフラインの制約を解消し、購入者にとって最適な選択ができる環境を整えることを目指しています。今後の更なる技術革新に期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
株式会社スタイルポート
住所
東京都渋谷区神宮前4-3-15 東京セントラル表参道322号室
電話番号
03-6812-9555

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