学研グループ、新たに9施設の学童保育を運営開始
株式会社学研ホールディングスは、2025年4月1日から東京都と千葉県で新たに9つの学童保育施設を運営することを発表しました。これにより、同社が手がける学童保育施設の数は43に達し、社会問題化している「小1の壁」を乗り越える取り組みを強化します。
学研ホールディングスについて
学研ホールディングスは1946年に教育分野に特化して創業し、現在は保育園や学童などの子育て支援事業を含めた多岐にわたる事業を展開しています。特に、認可保育園や児童発達支援施設などを通じて子育て環境の向上に貢献することを目指しています。今回の9つの新学童保育施設の設立は、これらの活動の一環といえます。
新たに運営する施設
新たに運営が開始される学童保育施設は以下の通りです:
- 光和小ねりっこクラブ
- 上原小学校放課後クラブ
- 富谷小学校放課後クラブ
- 蒲田放課後ひろば
- 上の台小学校子どもルーム
- 松ケ丘小学校アフタースクール
- 真砂西小学校アフタースクール
- 東部小学校放課後児童クラブ
- 上本郷第二小学校放課後児童クラブ
これらの施設は、各地域の自治体の学童方針に沿った運営が行われ、安心・安全な環境を提供することが目指されています。
子どもたちの成長を重視
新しい学童保育施設では、学研グループの豊富なコンテンツやプログラムを活用しながら、子どもたちの社会性や自主性、好奇心、共創力を育むための活動に取り組んでいきます。これにより、他の教育機関との連携も強化され、子どもたちの成長を支える場所として存在感を高めていくことでしょう。
社会的背景
現在、待機児童の問題は多くの家庭で切実な課題です。「小1の壁」とは、特に小学校に入学する際、学童利用の選択肢が減少することによる育児への負担を指します。学研の取り組みは、この問題に対する解決策の一部として位置づけられています。公設民営だからこそ、地域や家庭のニーズに応じた柔軟な運営が可能です。
今後の展望
学研ホールディングスは今後も、保護者が安心して子どもを預けられる環境を構築し、質の高いサービスを提供することで、さらなる子育て支援に寄与していくとしています。これにより未来の社会を支える子どもたちの成長に貢献する一助となることでしょう。子どもたちが楽しく安全に過ごせる場が増えることを期待します。