ダイニングイノベーショングループ、創業から2年半で100店舗達成の快挙

外食業界に革新をもたらしているダイニングイノベーショングループ（DINING INNOVATION GROUP）は、設立からわずか2年半で100店舗を達成したことが話題になっています。この急成長を遂げた背景には、専門のインキュベーターとしての活動と、日本の味を海外へ広めるという目標があります。

100店舗目はシンガポールに

この記念すべき100店舗目は、シンガポールのラッフルズシティにオープンした「しゃぶ里エキスプレス」です。この店舗は、同グループの人気ブランド「しゃぶ里」（SHABURI）のフードコート型の業態で、日本のしゃぶしゃぶを気軽に楽しむことができます。特に、海外でのブランド展開の中でも高い評価を受けている業態として注目です。

ジャカルタで日本の味が好評

ジャカルタにオープンした「しゃぶ里」は、現地の方々からも広く受け入れられており、昨年には7店舗の出店計画が進行中です。「一人一鍋」のスタイルや多様な出汁の選択肢、和牛と新鮮な野菜が食べ放題といった特徴が奏功しています。この成功を受け、今後もアセアン諸国への出店を拡大する意向を示しています。

日本式焼き肉も好調

また、ロンドンに初出店した「金舌」（KINTAN）も、地元住民から支持を受けており、現在は2号店の出店準備が進められています。焼肉のコンセプトとして、「少しずつ色々と楽しむ」スタイルが高評価で、特にこだわりのお肉やおつまみの品揃えが好評を博しています。

外食業界の革新を目指す

ダイニングイノベーショングループは、2015年度には200店舗体制を目指すとともに、国内外における出店地域の拡大を進めています。特に、代表である西山氏の経験を活かし、外食産業の新たなビジョンを描いています。

外食特化型インキュベーター

同社は外食産業に特化した投資や支援を行っており、日本ブランドの海外進出や外食企業のIPO支援に注力しています。また、オーガニック食材を用いたイタリアンダイニング「BIODYNAMIE」や、ラーメン事業も展開し、様々なファン層を獲得しています。

店舗の内訳と今後の展望

現在の店舗内訳は、国内77店舗（「やきとり家すみれ」など）と、海外23店舗（香港、シンガポール、インドネシア等）が含まれています。アジア諸国だけでなく、イタリアンやラーメンなど多様な業態で展開を進め、効率的なフランチャイズビジネスモデルを構築しています。

ダイニングイノベーションは、これからもグローバルな視野を持って成長を続け、外食業界に革新をもたらし続けることでしょう。