80歳デザイナーの挑戦
2023-05-12 13:25:16

80歳デザイナー吉田みわ子が海外ファッションショーに挑戦

80歳デザイナー吉田みわ子の挑戦



デザイナーの吉田みわ子さんは1943年生まれで、2023年に80歳を迎えました。彼女は45年にわたり、着物リメイク服を作り続けてきました。着物という素材への深い愛情と独自のアイデアを持つ吉田さんの取り組みは、ただのファッションに留まらず、持続可能なライフスタイルを実現する一環として注目されています。

着物リメイクの始まり



吉田さんが着物リメイクに取り組むきっかけは、古い着物生地の美しさに魅了されたことです。歴史ある模様や素材が持つ独自の雰囲気に心を惹かれ、大切にしまわれている着物の存在に「もったいない」と感じた彼女は、この素晴らしい素材を洋服として再生することを決心しました。持ち手に古い着物をリメイクした服を着用するたびに、洋服が新たな命を吹き込まれる様子に喜びを感じ続けています。

彼女のオリジナル型紙「美シルエット」シリーズは、特に多くの支持を集めています。女性の美しさを引き出すデザインで、着心地も追求されています。古い着物やチャリティー活動を通じて集まった布地の再利用は、SDGs(持続可能な開発目標)とも親和性が高いスタンスです。

海外ファッションショーへの参加



コロナ禍でもオンラインでの活動を続けていた吉田さんは、2022年8月に開設したInstagramアカウントを通じてバンクーバーファッションウィークの出場依頼を受けます。80歳という節目の年に「これが最初で最後のチャンスかも」と考え、家族の応援を受けて参加を決意しました。しかし、健康状態の影響で彼女自身は渡航できませんでしたが、義理の娘が代理で参加し、サプライズボードも用意して彼女の功績をお祝いしました。

ハンドメイドの理念



吉田さんが持つ「もったいない」という考えは、彼女の作品づくり全般に反映されています。着物をリメイクした余り布を利用して小物を作るなど、使われなくなるものを新たな形にする努力をしています。彼女は、サイズが小さくても「幅1.5cmあれば、何か用途がある」と語ります。この工夫こそが、年齢を重ねることへの楽しみを見出すヒントとなっているようです。

「生地を前にして、何を作ろうか考える瞬間は一番楽しい」と笑顔で語る吉田さんは、同世代の方々やこれからシニア世代になる方々に向けて、「工夫することの楽しさ」を伝えようとしています。様々な方法で発信し、例えばオンラインショップやInstagram、展示即売会、地域のミシン教室を通じて、多くの人にその魅力を広めていくつもりです。

将来の活動



今後も体調を見ながら、型紙販売やセミオーダー受注、展示即売会の開催などを行う予定です。吉田さんの挑戦は終わることなく、年齢に関係なく自らの手で新しい可能性を切り開いていく姿勢が、多くの人へのインスピレーションとなるでしょう。

彼女の活動はすでに多くの注目を集めており、アトリエ漣のオンラインショップやInstagramも活用され続けています。

詳しい情報は以下のリンクをご覧ください:

吉田みわ子さんの活動は、ただのファッションを超えて、年齢を重ねても素晴らしい経験と創造性を持ち続けることの大切さを教えてくれます。

会社情報

会社名
着物リメイク工房アトリエ漣
住所
神奈川県大和市下鶴間2840-8
電話番号

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。